タイムズモビリティは、4月28日(水)より国土交通省が実施する「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験[車種拡大]」にカーシェアリング事業者として参加すると発表した。同社会実験は、国土交通省が地下鉄大手町駅とJR新橋駅に近接した乗り換え利便性の高い国道上にカーシェアリングステーションを開設し、タイムズモビリティがカーシェア車両として軽自動車を配備して実施される。
国土交通省が2016年12月20日から2020年9月30日に実施した「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験(以下、小型モビリティ実験)」では、公共交通と小型モビリティを用いたカーシェアリングの連携強化による、公共交通の利用促進の可能性等を検証した。小型モビリティ実験における道路利用者へのアンケートの結果、2人乗り以上のモビリティの利用ニーズが確認できたため、今回は車両拡大に伴う安全性及び車道の走行円滑性への影響検証(車両の出入りに伴う交通支障)等を行うとともに、実験の安全性・構造面に関する東京版ガイドラインを作成することを目的としている。
タイムズモビリティは、小型モビリティ実験においてカーシェアリング事業者として参画し、検証に必要なデータ提供等を行った。今回の社会実験においてもカーシェアリングサービスの運営や車両の維持管理のほか、検証に必要な利用データの提供、カーシェアリング会員への告知活動などを実施する。さらに、大手町および新橋のステーションとのワンウェイトリップが可能な場所として、都内20カ所の「タイムズカー」ステーションを利用可能にする。
同社は、今後も「タイムズカー」を通じて様々な機関と社会実験等を行うとともに、公共交通と連携しやすい場所へのカーシェアリング車両の配備を進め、ストレスのない移動の実現に向けて取り組んでいくと述べている。
【「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験[車種拡大]」実験概要】
- 実施期間:2021年4月28日~2023年3月末予定
- 実施場所:東京都千代田区丸の内1丁目地先(国道1号)、東京都港区新橋4丁目地先(国道15号)他
- 設置車両:ダイハツ「ウェイク」、ホンダ「N-BOX」
- 運営方法:ラウンドトリップ方式、ワンウェイトリップ方式
- 特設サイト:https://share.timescar.jp/roadway/(4月28日12時公開予定)