ホンダ、新型「ヴェゼル」を発売、価格は227万8700円から

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ホンダは4月23日、クロスオーバーSUVのヴェゼルをフルモデルチェンジして発売した。ハイブリッドとガソリンを設定、駆動方式はともにFFと4WDが用意される。価格はハイブリッド車が265万8700円~329万8900円、ガソリン車が227万9200円~249万9200円。

 

2代目となる新型ヴェゼルは、同社独自のセンタータンクレイアウトを踏襲し、コンパクトなボディサイズと多彩なシートアレンジはそのままに、より力強く美しいプロポーションとしたのが特徴。乗る人すべてが快適に移動できるよう、ゆとりある空間を追求し、クラスの平均を超える広さと心地よさを追求している。またグレード構成はハイブリッド(e:HEV)を主軸としているのも特徴となっている。

■シンプルで美しいデザイン

外観デザインは、クーペのようなプロポーションを際立たせながらも、全席で爽快な視界を提供するための「スリーク&ロングキャビン」を採用。サイドビューには、ヘッドライトからリヤコンビネーションランプまで、真っ直ぐなキャラクターラインが走る水平基調のデザインとした。

内装はソリッドなフォルムで、SUVの力強さを表現。一方、身体の触れる部分は柔らかさにもこだわり、強さと優しさを兼ね備える。空力性能は、F1マシン同様に風洞実験施設を用い、トップクラスの空力性能を目指している。

■快適性と利便性

テールゲートには予約クローズ機能を追加した「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」を採用し、荷物の積みやすさを向上。また、PLaYグレードに標準装備されるパノラマガラスルーフには、日差しの熱をほとんどカットするLow-Eガラスを同社で初めて採用。紫外線と赤外線を90%以上カットし、日射透過率を25%以下に抑え、従来型でシェードを閉めた状態と同等の室内環境を実現した。

パノラマガラスルーフ

この他、前席乗員を柔らかく包み込むように、心地よい風を送るエアコンの吹出口「そよ風アウトレット」や、レンズ周辺に触れることで点灯できる「静電タッチ式LEDルームランプ」を採用するなど、装備を充実させている。

独自のシートアレンジで利便性に優れる

■パワートレーン

2モーター式ハイブリッドシステム「e:HEV」と、1.5リッターガソリンエンジンの2タイプを設定。

e:HEVはバッテリーのセル数を増やしモーターの出力を上げることで、SUVらしい力強い走りを実現。小型化されたパワーコントロールユニットを荷室下からエンジンルームへ移し、MM(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)思想に基づいた広い荷室空間との両立を実現した。

ガソリンエンジン(最高出力118PS/最大トルク142Nm)に組み合わされるCVTは、フィット用のものをさらにローレシオ化。発進はスムーズで扱いやすく、加速はリニアで爽快感が得られるようになった。

WLTCモード燃費はe:HEVが最高25.0㎞/L、ガソリンが同17.0㎞/L。平成30年度排出ガス基準75%低減を達成するWLTCモードで、最高評価(ファイブスター)を達成した。

4WD車「リアルタイム4WD」は、雪上走行や悪天候でも安定した走行を実現。特にe:HEVモデルは素早くリニアなトルク発生と、瞬時に最適な駆動力が配分され、様々な道路環境で安定した走りが提供される。

e:HEV+リアルタイム4WD

■ダイナミクス

運転操作に対する車両の応答性を高めるため、サスペンションの低フリクション化やステアリングコラムの高剛性化等でハンドリング性能を向上させた。また、ブッシュの改良とサスペンションの最適化等により、不快な挙動を抑制して乗り心地向上が図られている。

サスペンション

さらに、ボディは高剛性化と軽量化が図られ、ドライバーが気持ちよくリラックスして運転を楽しめる、ダイナミクス性能を高めた。また、不整地路面の下り坂で低速を保持できる、ヒルディセントコントロールを国内のホンダ車で初搭載した。

■コネクテッドサービス

車載通信モジュール「ホンダコネクト」により、コネクテッドサービスのホンダトータルケアプレミアムが利用できる。ホンダコネクトディスプレー搭載車には、「自動地図更新サービス」を初めて搭載。この他、スマートフォンがキーの代わりになる「デジタルキー」、多彩なアプリを提供する「アプリセンター」、車内でインターネットに接続できる「車内Wi-Fi」が、ホンダ量産車として初めて搭載された。

ホンダコネクトディスプレー

■ホンダセンシング

広角カメラと高速画像処理チップの採用で、従来型より機能がさらに進化・充実した“ホンダセンシング”を全車に標準装備した。アダプティブクルーズコントロールが渋滞追従機能付へと進化し、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、オートハイビームが追加された。

さらに、マルチビューカメラシステムや、ブラインドスポットインフォメーションが新たに採用された。

 

 

 

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