SUPER GT第1戦「たかのこのホテル OKAYAMA GT 300km RACE」が4月10日(土)、4月11日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催され、トヨタはGT500クラスに6台のGRスープラで参戦し、トップ4を独占する結果となった。
GT500クラスの参戦チームは変わらず、6チームのうち3チームでドライバーの変更があった。また、GT300クラスでは昨年デビューし、初年度ながら速さを見せたGT300車両のGRスープラが1台から3台へと増加した。
4月10日(土)に行われた予選では、KeePer TOM’S GR Supra 37号車がトップ、ENEOS X PRIME GR Supra 14号車が2番手、au TOM’S GR Supra 36号車が3番手、DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が4番手、ZENT CERUMO GR Supra 38号車が5番手、WedsSport ADVAN GR Supra 19号車は8番手となり、GRスープラは2021年の開幕戦をトップ5グリッド独占でスタートすることとなった。
4月11日(日)82周(300km)で競われる決勝レースでは、阪口晴南がスタートを担当したポールポジションの37号車が好ダッシュを決めて後続を引き離し、そのまま上位勢はグリッド順のまま序盤戦に突入。6週目に30号車がスピンを起こし、8周目にセーフティーカーが導入され、12周目にレース再開となった。再開後もトップ5を占める中、33周目、GT300車両がコース脇にストップしたため、セーフティカーが出る前にほとんどの車両が一斉にピットへと向かい、首位につけていた37号車は若干タイムロス。山下へとドライバーチェンジした14号車が首位、坪井に代わった36号車が2位、中山雄一の39号車が3位へと上がり、平川へと代わった37号車は4位へと順位を落とした。
その直後にセーフティカーが出され、隊列を整えて40周目に再スタートし、ピットインしていなかった1台に続く2位で再スタートを切った山下の14号車が首位を奪還。56周目に37号車平川が39号車中山雄一を抜き3位に浮上した。1位を走る14号車と2位の36号車でのトップ争いとなったが、14号車山下が首位を堅守しそのままチェッカーを受け、TGR TEAM ENEOS ROOKIEに初勝利をもたらした。36号車が2位。37号車が3位、39号車が4位でチェッカーを受け、GRスープラは2021年の開幕戦をトップ4独占という好結果で終えた。38号車は6位でポイント獲得、19号車は12位という結果となった。