家族で行こう! きままにクルマ旅(2021年3月)
大井川鐵道で国内唯一のアプト式鉄道に乗ろう! 静岡県・川根本町

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プラザロコ
オリジナルグッズやお土産、クラシックな機関車も展示

プラザロコの一角にあるロコミュージアム

プラザロコの一角にあるロコミュージアム

大井川鐵道は、国内で唯一アプト式鉄道を運行する路線であるとともに、昭和51年からは蒸気機関車(SL)の運行も行っており、日本最大のSL運行規模を誇る鉄道会社としても知られている。また、毎年6月~10月には「きかんしゃトーマス号」が運行され、この時期は多くのちびっこ鉄道ファンとその家族で大いに賑わう。そのSLの発着駅でもある「新金谷」駅前にあるのがプラザロコだ。

オリジナルグッズからお弁当、お土産まで

オリジナルグッズからお弁当、お土産が販売される

ロコミュージアム内にある映画のポスター
懐かしい駅舎を再現している

ロコミュージアム内にある映画のポスター / 懐かしい駅舎を再現している

 自動車関係の懐かしいポスターも発見!

自動車関係の懐かしいポスターも発見!

ここは大井川鐵道沿線で最も大きな売店であり、オリジナルグッズからお弁当、お土産まで多くの商品を取り揃えている。その一角は“ロコミュージアム”として、古い蒸気機関車や大井川鐵道の車両、鉄道グッズ、さまざまなスケールの鉄道模型とそのジオラマも展示されている。新金谷駅は新東名高速・島田金谷インターチェンジから7~8分とアクセスしやすく、ドライブの行き帰りに立ち寄ってみるのもいいかも。

改札口に駅員さんが立って、きっぷにハサミを入れていた
乗車券売り場等駅の事務所内も再現されている

改札口に駅員さんが立って、きっぷにハサミを入れていた / 乗車券売り場等駅の事務所内も再現されている

展示される蒸気機関車は、一畑軽便鉄道でセメント運搬していた「いずも(1921年、ドイツ製)」や、日本ステンレス直江津工場の専用線で活躍した「1275形(1922年、ドイツ製)」、さらに井川線専用のミニ客車(Cスロフ1形〈1・2〉)が展示されている。

様々な鉄道模型も展示
大きな鉄道模型ジオラマ

様々な鉄道模型も展示 / 大きな鉄道模型ジオラマ

この他、昭和時代の鉄道駅を模した、どこか懐かしさを感じさせる駅の展示(実物大)や、昭和30年代~40年代の娯楽の中心であった映画のポスター、広告看板等も展示され、しばしタイプトリップにも浸れる。

大井川鐡道のSLの発着駅、新金谷駅

大井川鐵道のSLの発着駅、新金谷駅

新金谷駅前にあるプラザロコ
新金谷駅の転車台を見ることもできる

新金谷駅前にあるプラザロコ / 新金谷駅の転車台を見ることもできる

プラザロコ 【住】静岡県島田市金谷1112-2(大井川鐵道新金谷駅前) 【時】9:00~18:00 【休】年中無休 【料】入場無料 【P】有(駅前のコインパーキングを利用) 【マップコード】83 856 684*64(新金谷駅 駐車場)

ご当地ランチ
紅竹食堂(お食事処 紅竹):ヤマメ、とろろ、地元の特産を存分に味わう

紅竹食堂

寸又峡温泉街の中にある、落ち着いた佇まいの食堂。今年創業50年を迎える老舗であり、供するそばは自家製麺という。清流の奥大井の地で育まれたヤマメや山芋、大和芋を使った麺類や定食がメニューに並ぶ。誕生から35年という人気メニューの「渓流そば」と、やはり地元食材で栄養満点なとろろが主役の「とろろ定食」をオーダーした。

渓流そば(1300円)
イワナの唐揚げがどーんと入る

渓流そば(1300円) / ヤマメの唐揚げがどーんと入る

渓流そばは、なんといっても贅沢にヤマメの唐揚げが1匹まるごと入っているほか、川エビやふきのとうの天ぷらに、山菜、そしてイナゴの佃煮が添えられ川と山の幸が“大集合”。それぞれを味わいつつ、温かいそばをすする。そばとあなどることなかれ、豊富な“おかず”により想像以上に満腹なる。

とろろ定食(1600円)
みそ仕立てでねばりが強いとろろ汁

とろろ定食(1600円) / みそ仕立てでねばりが強いとろろ汁

もう一品、とろろ定食は、メインのとろろ汁(大)に山菜他3点盛り、ミニそば(冷やし/温かい)、小付、ライスにお新香というもの。特にとろろ汁は、みそ仕立てにしたのが特徴で味わい深いもの。また、だし汁で割ってあるもののとろろの粘りが強く、こちらも食べごたえ十分だった。

紅竹食堂(お食事処 紅竹) 【住】静岡県榛原郡川根本町千頭352(寸又峡温泉街) 【時】10:30~(麺がなくなり次第閉店。閉店時刻は要問い合わせ) 【休】木曜日 【料】入場無料 【席】4名座敷6席、4名テーブル4席【P】有(普通車3台分) 【マップコード】912 029 590*77

旅グルマ紹介
ホンダ・オデッセイ e:HEV アブソルート・EX

ミニバンらしからぬフットワークの良さが身上

ミニバンらしからぬフットワークの良さが身上

今回の旅グルマは、ホンダのミニバン最高峰に位置するオデッセイ。しかも、最上級グレードとあって装備面もいたれり尽くせり。中でも、スライドドアは人の手の動きを感知して自動開閉する。7人乗りは“ゆりかご”と命名された左右独立タイプのセカンドシートで、オットマンを含めゆとりあるシートポジションが取れる。

インパネまわりは、華美に走らず落ち着いた感じ
エアコンのスッチはタッチ式

インパネまわりは、華美に走らず落ち着いた感じ / エアコンのスッチはタッチ式

最高峰ミニバンでありながら全高は1.7m以下と低いが、車内は天井の低さを感じることが全くなく開放感にあふれていた。フロアの位置をより低く設計したことよる効果だろう。この効果は乗り味にも波及し、ミニバンにありがちなフワフワした乗り心地や、カーブでクルマが大きく傾く腰砕け感が皆無だった。e:HEVは、エンジンの効率が良い状況以外ではモーターで駆動するハイブリッドシステムで、市街地ではモーター走行で力強くスムーズ。高速道路も快適だった。今回は山道中心のドライブで、エンジンが発電のために頻繁に稼働していた。

快適性に優れるセカンドシート
サードシートは床下に収納できる

快適性に優れるセカンドシート / サードシートは床下に収納できる

ホンダ・オデッセイ e:HEV アブソルート・EX 【エンジン】直列4気筒1993㏄ 【同最高出力】145PS/6200rpm 【同最大トルク】175Nm/4000rpm【モーター】交流同期発電機 【同最高出力】184PS 【同最大トルク】315Nm 【WLTCモード燃費】19.8km/リッター 【ボディサイズ】全長4855㎜×全幅1820㎜×全高1695
今回の立ち寄りスポットマップ

1=大井川鐵道井川線(南アルプスあぷとライン) 2=市代吊橋 3=寸又峡・夢の吊り橋 4=プラザロコ 5=紅竹食堂(お食事処 紅竹)

※「マップコード」および「MAP CODE」は、株式会社デンソーの登録商標です。
※ナビの機種によっては、高分解能マップコードに対応していない場合があります。

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