三菱ふそうトラック・バス(以下、三菱ふそう)は3月24日、4 月 14 日(水)に本社・川崎製作所敷地内にある「デザインセンター」にて、ふそうブランドのデザインの今と未来を紹介するデザイン・イベント「Design Essentials(デザイン・エッセシャルズ)」を開催すると発表した。
三菱ふそうのトラックやバスは現在 170 カ国・地域以上で販売されている。日本の「匠」の技術と「和」の文化を重んじながら、親会社である独ダイムラートラックのグローバルな知見も取り込んだデザインは、世界中カスタマーから支持されており、今回の「Design Essentials」では、三菱ふそうが属するダイムラートラック・アジアのデザイン部部長・ベノワ・タレック氏がふそうブランドのデザインについて説明を行うほか、三つのブースを通じてデザイナーの作業現場や製品の「顔」ともいえるフロントフェイスの制作過程、そして現在、構想している未来の商用車のデザインを紹介する。
【ブース概要】
①プロダクトデザイン
三菱ふそうのデザインが追求する、見る者の目と心を引き付ける形と機能を紹介。デザインの「今」を知ることができる最新型の小型トラック「Canter(キャンター)」を展示するほか、デザイン部が利用している作業デスクも見ることができる。
②フィジカルデザイン――技術力の「結晶」、トラックの粘土模型制作体験
ふそうブランドのデザインの特徴は、伝統的な日本の職人文化と、グローバルな専門知識を両立していることにあり、デザインにおいては30年以上のキャリアを持つ「クレイモデラー(粘土模型制作者)」と呼ばれる匠たちの技術に支えられている。このブースでは、クレイモデラーによるデモンストレーションや、粘土制作の過程を体験できるコーナーを用意。また、実車 1/4 サイズの粘土模型も展示する。
③アドバンスト・デザイン――輸送の「20 年-30 年後」
三菱ふそうには、脱炭素化やデジタル化、自動運転、高齢化社会などといったトレンドを踏まえ、20年、30年後の物流、運輸を見据えたデザイン構想を専門にする「アドバンスト・デザイン」チームが存在する。同ブースでは、このチームが2040年という未来に向けてどのように世界を形づくっていくかを、未来の車両のモデルの展示やドローンの進化形のデモンストレーションとポスター展示などによって紹介する。また、最先端の VR 技術を駆使し、ダイムラーグループのデザイナーがグローバルに協働する「バーチャルデザインスタジオ」を体感できる。
【見学会概要】
- 日時: 第一部 2021年4月14日(水)10:00~12:30(開場 09:45)/第二部 2021年4月14日(水) 14:30~17:00(開場 14:15) ※共に同じ内容
- 会場: 三菱ふそうトラック・バス株式会社 川崎本社・川崎製作所敷地内「デザインセンター」(神奈川県川崎市中原区大倉町 10 番地)
- 登壇者: Daimler Trucks Asia 兼 三菱ふそうトラック・バス(株 デザイン部 部長 Benoit Tallec (ベノワ・タレック)
- 内容: デザイン部長による説明/トラックの粘土制作体験/未来商用車デザインの展示/VR デザインスタジオ体感、他