日産と山形県尾花沢市、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結

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日産自動車、山形県尾花沢市、山形日産自動車、日産プリンス山形販売の4者は3月11日、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したと発表した。

 

同協定は、尾花沢市が「電気自動車(EV)の普及を通じて、地域課題解決や環境負荷の低減に取り組むと共に、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産の販売会社である山形日産自動車、日産プリンス山形販売より貸与される電気自動車(EV)『リーフ』を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める」という内容となっている。

 

尾花沢市は山形県の最北東に位置し、美しい自然環境や日本有数の豪雪地としても有名で、雪がもたらす豊かな水と尾花沢特有の寒暖の激しい気候で、雪、スイカ、花笠のまちとしても知られており、美しい環境を守るための環境対策に取り組んでいる。また、東日本大震災の教訓を踏まえ、「尾花沢市国土強靭化地域計画」を策定し、防災対策の強化に向けて積極的に取り組んでいる。

 

また日産は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車(EV)普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいるのに加え、「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。

 

今回は日産が推進する「ブルー・スイッチ活動」と、尾花沢市が推進する環境・防災対策への取り組みとの双方の取り組みにお互いが賛同し協定締結を行う運びとなった。両社は、今後もこれを機として環境及び防災対策を強化し、電気自動車(EV)を活用した、環境に優しく、災害に強いまちづくりを推進していくと述べている。

 

【電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要】

  • 尾花沢市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、山形日産自動車および日産プリンス山形販売の店舗に配備している電気自動車(EV)「リーフ」を無償で貸与する。
  • 尾花沢市、日産、山形日産自動車、日産プリンス山形販売およびの協力により電気自動車(EV)からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命及び身体の安全を守る。
  • 尾花沢市および日産、山形日産自動車および日産プリンス山形販売は、平常時も電気自動車(EVの普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車(EV)から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

 

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