ダイハツ、マレーシアで新型コンパクトSUV「アティバ」を発売 DNGA海外展開第1弾

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ダイハツは3月3日、DNGA海外展開の第1弾として、同社のマレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア(セランゴール州)からコンパクトSUVの新型「Ativa(アティバ)」を発売した。

 

新型「Ativa」は、2019年に日本で発売したコンパクトSUV「ロッキー」をベースに、プロドゥアとダイハツの協力によりマレーシア市場に最適な形に作り上げた新商品。ダイハツの新世代のクルマづくり「DNGA(Daihatsu New Global Architecture)」による海外展開第1弾商品となる。

 

DNGAは、軽自動車を基点に小型車まで設計思想を共通化した「一括企画開発」を採用しており、日本およびアセアンを中心とした新興国において、グローバル商品としてベースを共通化しながら、現地ニーズに最適化した商品として市場投入できるクルマづくりを推進している。

 

プロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカーであり、2006年から2020年まで15年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得。また、これまでも商品開発から生産、調達、販売にわたる構造改革を実施し、「アジア」「ベザ」「マイヴィ」「アルス」といった、現地最適かつ競争力の高い小型車を市場へ投入してきた。世界的に人気の高まっているSUVタイプの新商品である「Ativa」を皮切りに、今後も「良品廉価」「最小単位を極める」「先進技術をみんなのものに」の3つの価値を提供するDNGA商品の順次ラインナップを予定している。

 

ダイハツは、今後もDNGA商品の海外展開を予定しており、アセアンを中心とした新興国へ展開することで、各地域での自動車の普及および産業、人材育成に貢献し、より多くのカスタマーのニーズに応えていくと述べている。

 

【新型「Ativa」について】

<主な特長>

  1. デザイン:SUVらしい力強くアクティブなデザイン
  2. パッケージ:小回りの利くAセグメントのコンパクトサイズと広い室内空間の両立
  3. 安全性能:マレーシア専用に設定した衝突回避支援システム「スマートアシスト(現地名:Advanced Safety Assist)」
  4.  基本性能:DNGA新プラットフォームや新ユニット(ターボエンジン+D-CVT)による、快適な走りや乗り心地などの高い基本性能
  5. 経済性 :国民車に相応しいお求めやすい価格

 

<主要諸元>

  • 駆動方式:FF (Front engine, Front wheel drive) 
  • エンジン:1KR-VET(ターボ)[1リットル(998cc)]
  • トランスミッション:CVT(D-CVT) 
  • 乗員定員(名):5
  • 全長×全幅×全高(mm):4,065 × 1,710 × 1,635

 

<目標販売台数>

  • 3,000台/月

 

<希望小売価格(マレー半島)>

  • 61,500リンギット~72,000リンギット
    (日本円:約162万円~約189万円[1リンギット=26.3円(3月2日正午時点)で換算)]

 

<生産工場>

  • PGMSB(プロドゥア・グローバル・マニュファクチャリング)

 

 

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