3月1日、日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は21年2月の新車販売台数を発表した。
登録車は合計26万6954台で前年同月比2.2%減、軽自動車は16万9927台で前年同月比5.0%増となった。
登録車のうち乗用車は22万6954台で2.7%減。普通乗用車は13万2622台で7.3%増と伸長したが、小型乗用車は9万4332台で13.9%減と大きく減少しており、これが乗用車全体のマイナスとなった。
登録車のブランド別では、
トヨタ・12万9741台(4.7%増)
レクサス・4758台(12.4%増)
日産・2万8229台(13.5%減)
ホンダ・2万3885台(14.6%減)
マツダ・1万4704台(1.4%減)
スズキ・1万521台(0.1%増)
スバル・8374台(11%減)
三菱・3766台(17.1%増)
ダイハツ・4178台(32.7%減)
となりトヨタが他を圧倒。ホンダは20年2月に新型フィット発売、ダイハツは19年11月に発売したロッキーが20年2月は販売のピークを迎えていたこととの対比となるため、前年比で見ると大きく数字を落とす結果となった。
軽自動車は乗用車が13万4937台で4.7%増、貨物車は3万4990台で6.1%増。乗用車、貨物車ともに好調に推移。
軽自動車のブランド別では、
ダイハツ・5万1531台(5.5%増)
スズキ・5万2654台(11%増)
ホンダ・3万343台(13%減)
日産・2万1857台(12.9%増)
マツダ・3349台(15.1%増)
トヨタ・2866台(31.6%増)
三菱・5060台(16.6%増)
スバル・2264台(17.1%増)
となった。
前年2月は、19年10月の消費税増税の影響が続いていたことに加え、新型コロナウイルスの流行が拡大しつつあったことから苦戦していた時期。それとの比較となるため前年同月比は、ホンダ以外は各社ともプラスに転じている。一方でホンダは昨年末に主力N-BOXをマイナーチェンジしたものの、数字を落としており、今後の推移に注目されるところである。