(※写真は全て過去開催時のもの)
キャンピングカー&トレーラーの展示・販売イベントとして、東海地区最大級の「名古屋キャンピングカーフェア2021 SPRING」が2月27日と28日、Aichi Sky ExpoのFホールで開幕した。オートキャンプやアウトドアレジャーだけでなく、ペットとの旅や防災への備えといった点でも注目されているキャンピングカー。イベントでは最新・お買い得モデルの展示に加え、クルマでの旅行や、ライフスタイルを充実させるヒントや役立つ商品も用意されている。
例年、春と秋の年2回開催される名古屋キャンピングカーフェアは、全国のキャンピングカービルダーから最新・定番モデルを中心に軽キャンパーから輸入ブランド車まで、幅広いジャンルのキャンピングカーやトレーラー等、アウトドアで楽しめるモデルが展示される。
ショーは最新モデルのキャンピングカーやグッズの展示だけでなく、ステージイベントや家族で楽しめるアトラクションも見どころの一つ。ステージイベントでは、“さばいどる”として約31万人のフォロワーを持つ人気ユーチューバー「かほなん」さんのトークライブを予定。アウトドアの実体験や、女子キャンパー視点ならではのトークでイベントを盛り上げる。
さらに、イベント恒例となっている「お楽しみ抽選会」を土日で各1回実施。大容量・高出力を誇る次世代ポータブル電源「EFDELTA」など、キャンピングカーライフに役立つ豪華景品が用意される。
この他にも、セグウェイやトランポリン、逆バンジーなど子供達が夢中になる「アトラクションパーク」や、キャンピングカーと一緒に楽しめるアウトドアスポーツ・ギヤを体験できる「アウトドアPARK」が用意され、ファミリーで1日楽しめるイベントになっている。
■車中泊キャンパー、バンライフといった新たなトレンドにも注目
ここ1~2年でキャンピングカーの新たなトレンドとして注目を集めているのが「車中泊キャンパー」、「バンライフ」だ。
これまでキャンピングカーは車体も大きく、高価なイメージが強かったが、車内の装備を厳選し、車中泊車以上・キャンピングカー未満という「ライトキャンパー」が注目されている。気楽に扱えるサイズ感や、比較的求めやすい価格帯で、キャンピングカー初心者や女性からの支持も高く、昨今キャンピングカーメーカーが続々と魅力的な新商品を開発するようになってきた。
さらに、大きな流行のうねりになりつつあるのが「バンライフ」。“クルマを通じた旅や暮らしによって人生を豊かにする”ことを目的に、カスタムしたクルマを遊びだけでなく仕事や暮らしの拠点とするライフスタイルは、日本においてもアウトドア人口の増加や、ライフスタイルの多様化によって、クルマ文化の新たな形として注目され始めている。
■感染対策を徹底の上イベントを実施
新型コロナウイルス感染症対策として、2020秋のイベントでも実施された会場入り口でのサーモグラフィの設置をはじめ、会場内の各所に消毒液を設置する他、会場内の常時換気、ドアノブやイス、トイレ等の共有部分の消毒、イベントガイドラインに沿って、会場内の滞在人数を把握し入場制限を行う場合もある。
さらに、主催者では分散入場を促しており、例年開場直後から1時間が混雑傾向にあるため、午後以降の来場を呼びかけている。
また、“ペット連れ”の旅ができるのもキャンピングカーの魅力の一つでもあり、このショーはペットとの同伴入場も可能。会場では、様々な〝ペット連れ〟の旅のヒントや役立つ商品も用意されている。
やはり、全国各地の展示イベントは、最新モデルや新しいコンセプトのモデル、キャンプに関する関連情報を入手できる好機である。来場者もマスク着用や手指の消毒など“新しい生活様式”でイベントを楽しみたい。
今年はこの名古屋キャンピングカーフェアを皮切りに、3月は大阪(大阪市、13日・14日)、宮城(仙台市、20日・21日)、4月2日~4日には延期されていた「ジャパンキャンピングカーショー2021」も幕張メッセで開催予定。新型コロナウイルスの感染拡大は予断を許さない状況であることに変わりないが、キャンピングカーの展示イベントも徐々にあるべき姿を取り戻りしつつある。