ビー・エム・ダブリューは2月24日、「X5」(エックスファイブ)、「X6」(エックスシックス)、「X7」(エックスセブン)のクリーン・ディーゼル・エンジン搭載モデルに、48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジーを搭載すると発表した。
搭載される「48Vマイルド・ハイブリッド・テクノロジー」は、特に高い能力で制動エネルギー回生を行う48Vスターター・ジェネレーターと、それによって発電された電気を蓄積する追加のバッテリーで構成されており、48Vバッテリーでは電気で作動する機能に電力を供給するだけでなく、電力をスターター・ジェネレーターに戻し、スターター・ジェネレーターが電気駆動システムとして作動することで、追加の駆動力の発生のためにもエネルギーを供給し、内燃エンジンの負荷を軽減すると共に、効率を最適化している。さらに、ジェネレーターは電気を使って加速をブースト(最大8kW/11PS)することで、発進時および加速中にダイナミックな出力特性をサポートするほか、コースティング機能も採用することによっても燃費効率を高めた。モデルによって異なるが、燃料消費率は、WLTCモードで最大1.1km/L向上している。
「X7 xDrive40d」は、48Vマイルド・ハイブリッド・システムの搭載と共に、BMWツインパワー・ターボ・テクノロジー採用の新開発の直列6気筒クリーン・ディーゼル・エンジンが搭載となった。直列6気筒エンジンに初めてマルチ・ステージ・ターボチャージャーを採用することでシステムを最適化し、ピエゾ・インジェクションによる最新のコモン・レール・ダイレクト・インジェクションを搭載してパフォーマンスと効率を高めている。この結果、最高出力は現行モデルのxDrive35dより75PS(55kW)アップの340PS(250KW)、最大トルクは同80Nmアップの700Nmとなり、パフォーマンスと効率性を大幅に向上させている。
<価格(消費税込)>
- X5 xDrive35d:945万円
- X5 xDrive35d M Sport:1,043万円
- X6 xDrive35d:997万円
- X6 xDrive35d M Sport:1,081万円
- X7 xDrive40d:1,114万円
- X7 xDrive40d Pure Design Excellence:1,250万円
- X7 xDrive40d M Sport:1,286万円