アウトモビリ・ランボルギーニ、「Top Employer Italia 2021」を8年連続で受賞

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アウトモビリ・ランボルギーニは1月25日(伊現地時間)、8年連続で「Top Employer Italia 2021」を受賞したと発表した。

 

「Top Employer Italia 2021」は、国際的な認定機関である「Top Employers Institute」が、人事施策において最高の水準に達していると認めた企業に与える認定。現在、ランボルギーニの従業員は1,800名超となっており、2020年に10%増、過去5年間比には70%増加した。

 

今回の受賞に際し、アウトモビリ・ランボルギーニ Chife Human Capital OfficerのUmberto Tossini(ウンベルト・トッシーニ)氏は、「パンデミック一色となった年にこの認定を受けることができ、感激もひとしおです。この非常事態から生じる新たな課題に対して迅速に対応し、従業員を絶対優先ととらえ、ランボルギーニ社、そしてイタリアに対する絶対的な責任感をもって具体的な行動を起こしてきました。従業員の心身の健康と成長に継続的な投資を行うことでモチベーションを高め、それが企業目標の達成に欠かせない役割を担い、全従業員に共通の価値観や認識をもたらしています。」と語った。

 

<デジタル技術やフレキシビリティと所得サポートを活用し、CSR活動、従業員優先の継続>

2020年には複数のプロジェクトが策定され、Diversity&inclusion、育児の平等、同一の能力と職務に対する男女同一賃金の推進といった、すでに開始されている革新的なプロジェクトに加え、労働組合の代表者らとともに、新型コロナウイルス感染症による非常事態への具体的な対応を示す、複数の新しいプログラムを開始した。

 

デジタルテクノロジーに多額の投資を行い、リモート環境でのリレーション維持に役立ち、ロックダウン中もトレーニングの継続を保証するプログラムを導入。デジタルプロジェクト「Fermarsi e Formarsi(行動自粛とトレーニング)」は、無料トレーニングコースや心身の健康を保つためのアイデアなど、隔離期間中の時間の有効活用に関するヒントやアドバイスが含まれているのに加え、従業員の心理的、身体的健康をサポートするための専門家によるウェビナーや、従業員のスキルアップに重点を置いた仮想オンライン学習プラットフォーム「ランボルギーニ・ラーニング・プレイス(Lamborghini Learning Place)」の構築にも促進つながった。Inclusionは常にランボルギーニの企業文化の根幹にあり、イタリア手話同時通訳付コースを開発、聴覚障害を持つ従業員も参加している。上記のようなアイデアと並行して、従業員のためのアプリを開発し、全社包括的アプローチの推進に直接的に貢献した。

 

ランボルギーニでは、あらゆるニーズに対応するストリーミング形式を採用し、フィットネスプログラムである「LamboFIT」を休止することなく提供。ワーク・ライフ・インテグレーションに関しては、さまざまなツールを導入して従業員のフレキシビリティと所得サポート、さらに業務の整備を行った。

 

新型コロナウイルス感染症の非常事態に対応する合同委員会の取り組みと並行して、社会的パートナーとのコミュニケーションを継続しており、その結果リモートワーク、通常よりも早く支給できる成果報酬、新型コロナウイルス感染によって取得した休日に対する最大80%の手当利用と7日分の追加手当により重点がおかれるようになった。従業員には後から埋め合わせることのできる80時間の追加有給休暇を認め、さらに年末の報酬の一部を有給休暇に変換できるようにった。より苦しい状況にある従業員をサポートするために、アワーズ・サリダリティ・バンクを発足し、短期就労者の契約を最大6か月延長してロックダウンの影響を緩和する特別な措置を取っている。

 

昨年の春、70日間にわたって業務を停止していた期間に、ランボルギーニは、生産部門の一部をボローニャのサントルソラ病院で使用する医療用フェイスマスクやバイザーの生産に充てる、SIARE エンジニアリング・インターナショナル・グループと協力して呼吸模擬装置を生産するなど、CSRに関する複数の重要なプロジェクトを立ち上げた。

 

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