21年1月の新車販売台数、普通乗用車が大幅増

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2月1日、日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)は2021年1月の新車販売台数を発表した。

登録車は合計23万6592台で前年同月比6.8%増、軽自動車は14万7850台で同6.6%増となり、登録車、軽自動車ともに前年同月を上回った。また輸入車は2万6032台で前年比30.1%増と大幅に伸長した。

登録車のうち乗用車は20万8279台で8%増。このうち普通乗用車は12万4002台で15.8%増と好調に推移したが、小型乗用車は8万4277台で1.7%の減少となった。貨物車は2万7897台で0.1%増と微増に留まっている。

トヨタ、レクサス、スバルが前年比2ケタ増

登録車のブランド別では、

トヨタ :11万9504台(13.8%増)
レクサス:5448台(13.6%増)
ホンダ :1万9678台(増減なし)
日産  :2万5438台(3.9%増)
マツダ :1万2358台(3.1%減)
スズキ :1万0023台(5.9%増)
スバル :9685台(14.5%増)
ダイハツ:3855台(25.0%減)
三菱  :3434台(7.8%増)

となり、特にトヨタ、レクサス、スバルが大きく前年を上回った。

軽自動車は乗用車が11万6267台で7.3%増、貨物車は3万1583台で4.4%増。ブランド別では、

ダイハツ:4万6199台(9.1%増)
スズキ :4万5753台(10.1%増)
ホンダ :2万7853台(3.1%増)
日産  :1万7784台(0.2%増)
マツダ :3074台(26.1%増)
トヨタ :2331台(12.6%増)
三菱  :3372台(7.3%減)
スバル :1472台(19.2%減)

となり、スズキを抑え、ダイハツが僅差でトップに立っている。

ホンダは20年末にN-BOXをマイナーチェンジし注目を集めたが、数字の伸びは小さく、乗用車だけで見ると1.4%増と微増に留まったが、貨物車は前年比12.9%と好調に推移した。これは6月に軽トラック「アクティ」が生産中止となるため、代替を前倒ししたユーザーが多かったものと見られる。アクティトラックは前年比68.1%増となっており、ホンダ軽自動車全体の押し上げに貢献している。

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