【21位~31位】高価格帯&個性派モデルは販売台数もちょっと少なめ
21位:マツダ・CX-8(平均月販1171台)
マツダがミニバンから撤退するのに代わり、ミニバンライクに使える3列シートSUVとして投入したのがCX-8だ。CX-5はボディサイズの割に荷室容量が少ないから、3列目シートを倒して荷物を多く積めるこちらを選ぶ人も多い。発売当初はディーゼルエンジンのみだったが、その後ガソリンエンジンも追加されている。
22位:レクサス・UX(平均月販865台)
レクサス最小のSUV。コンパクトな都市型クロスオーバーSUVで扱いやすく、女性にも人気が高いモデルだ。400万円を切る価格から設定されており、プレミアムコンパクトとしては手が届きやすいことも魅力。20年10月にはレクサス初のEVとして「UX300e」も発売された。
23位:レクサス・NX(平均月販810台)
RXより一回り小さい都市型クロスオーバーSUV。ミドルクラスSUVとして充実した装備内容を誇るが、2014年登場でやや古さも目立ってきた。ちょっと頑張ればRXに手が届く、という価格設定も微妙なところではある。
24位:マツダ・MX-30(平均月販647台)
20年10月発売。プラットフォームはCX-30と共用するが、個性の強い外観デザインを採用、4ドアだが観音開きの「フリースタイル・ドア」とするなど、CX-30とは全く異なるクーペSUVだ。国内での発表はEV仕様が先だったが、実際の発売はマイルドハイブリッドが先行、EV仕様は間もなく発売される予定である。売れ行き好調な新世代SUVが多い中で、台数面で見るとMX-30はちょっと厳しい船出といえるが、個性派モデルだけにユーザーを選ぶのは仕方ないところだ。本命のEV仕様の登場でどうなるか、今後に注目。
25位:マツダ・CX-3(平均月販635台)
デミオ(当時)とプラットフォームを共用するコンパクトクロスオーバーとして2015年に登場したのがCX-3。しかしクリーンディーゼル専用車だったことに加え、豪華装備満載で価格が高く当初から人気はイマイチ。テコ入れすべくその後はガソリンモデルも投入したが人気は回復せず。コンパクトなボディサイズはいいのだが、室内や荷室が狭いのが弱点だ。
26位:ホンダ・CR-V(平均月販512台)
現行モデルは5代目で国内では18年の発売。先代モデルは16年に国内販売を終了しており、約2年ぶりに国内復活したという経緯を持つ。が同じようなパターンのRAV4が大ヒットしているのに対し、こちらは寂しい。乗ってみると特に悪いわけではないのだが、かといってこれじゃなきゃ、という点もなく、だったら「ヴェゼルでいいかな?」というのが正直なところ。ほとんどの装備が標準で装備されており、価格が割高に感じられるのもマイナスだ。
27位:三菱・エクリプスクロス(平均月販448台)
18年に登場したクロスオーバーSUV。クーペ風のスタイルを持ちながら大容量の荷室スペースを実現するなど実用性も高く、走行性能もオンオフともに高い実力モデルだ。と魅力たっぷりなのだが、何故か売れない。20年12月にはPHEVモデルも追加されたから、今後はちょっとは上向くかも。
28位:三菱・アウトランダー(平均月販300台)
アウトランダーPHEVは知名度が高いが、その割に苦戦しているというのが正直なところ。前年に比べると台数は半減している。登場が2012年と古く、22年のモデルチェンジ予定も発表されているから、もう少し待つ、というユーザーも多そうだ。
29位:スズキ・イグニス(平均月販221台)
軽自動車より一回り大きいAセグメントのクロスオーバーSUV。なのだが、正直なところあまりSUVっぽくない個性的すぎるスタイルと室内の狭さは、確かに受けが悪そうだ。似たようなサイズならばクロスビーを選択する人が多いだろう。
30位:三菱・RVR(平均月販136台)
デビュー当時は「カワセミブルーメタリックがきれい」などと評判が良く、そこそこ人気があったのだが、以来10年以上を経過。ロングセラーと言えば聞こえはいいが、今ではすっかり忘れ去られた存在だ。乗ってみればそれほど悪くないのだが、さすがに新世代モデルと比較すると厳しい。
31位:レクサス・LX(平均月販73台)
レクサスSUVのフラッグシップ。それにふさわしく大柄なボディにV8・5.7Lエンジンを搭載し、堂々たる存在感。台数だけ見ると売れていないように見えるが、1千万円を軽く超える価格と日本では大きすぎるサイズを考えれば、これだけ売れれば十分だ。