2020年新車販売台数ランキング、もっとも売れたのはN-BOX。登録車はヤリスがトップ

1月8日、日本自動車販売協会連合会（自販連）と全国軽自動車協会連合会（全軽自協）は20年12月及び20年1-12月の車名別新車販売台数（速報）を発表した。

まず12月単月では、登録車はトヨタ「ヤリス」、軽自動車ではホンダ「N-BOX」がそれぞれ1位。登録車と軽自動車の総計ではN-BOXがトップとなった。

登録車はヤリス（ヤリスクロス含む）が6ヵ月連続の1位。12月の登録台数は1万7198台で、うちコンパクトカーの「ヤリス」が8288台、コンパクトSUVの「ヤリスクロス」が8910台、スポーツモデルのGRヤリスが818台となった。

2位はライズで、これで3ヵ月連続の2位。依然として高い人気を続けている。

3位は前月6位からランクアップしたルーミー。10月以来、2ヵ月ぶりの3位となった。なお、1-3位をトヨタ車が占めるのは、これで7ヵ月連続となった。

軽自動車は、N-BOXが1万95984台でトップ。前月までやや勢いを減じていたが、12月24日のマイナーチェンジで再び勢いを取り戻した格好だ。

年間首位は４年連続でN-BOX

一方、年間ランキングでは登録車はヤリス、軽自動車はN-BOXがトップ。総合では約20万台を販売したN-BOXがトップとなった。N-BOXの総合トップはこれで4年連続、軽自動車でのトップは6年連続となった。

登録車はヤリス以下、ライズ、カローラ、フィットと続き、19年、20年に発売された新型車が市場を牽引した形。また5位にはアルファードが、前年13位から躍進したのが注目される。コンパクトミニバンを含めた全ミニバンの中でもトップとなっており、その人気の高さには驚かされるところだ。

軽自動車はN-BOX以下、スペーシア、タントが続き、スーパーハイト系の人気が依然として高い。4位のムーヴもスライドドアを備えた「ムーヴキャンバス」が牽引しており、使い勝手の良さが人気の要因といえそうである。