ダイハツ、軽トラックに搭載可能なワーケーション用オフィスの実証実験を新潟県妙高市で実施

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ダイハツ工業、新潟県妙高市、 NTT ドコモ、青山社中は12月25日、軽トラックに搭載可能なワーケーション用オフィス(以下、モバイルワークステーション)の実証実験を、2021年 1月12日(火)から妙高市で開始すると発表した。同実証実験では、一般利用者に向けてモバイルワークステーションを搭載した軽トラックの貸し出しサービスを実施する。

 

実証実験は、妙高市が令和2年度に実施し、青山社中が企画・運営支援を行った課題解決型官民連携プラットフォーム「みょうこうミライ会議」から提言された施策のひとつで、新型コロナウイルス感染症によるテレワークの拡大や、政府の観光戦略実行推進会議で提唱されているワーケーションなどによる観光市場の拡大対策といった近年の状況を踏まえて、自動車に乗って、好きな観光地で、好きな時間に働くことができる、新しい働き方の有効性と課題を検証する。

 

ダイハツ、妙高市、ドコモ、青山社中の4者は、実証実験を通じてモバイルワークステーションのサービス性の検証を行い、その後のモバイルワークステーションの居住性、オフィスの機能性といった性能改善や、シェアリングプラットフォームの導入による無人貸し出し、課金決済機能の強化といった高機能化に向け、引き続き検証を実施する。

 

4者は実証実験を通じて、モバイルワークステーションのサービス実用化につなげることで、ワーケーションによる新しい働き方のスタイルを確立させることを目指しており、その後日本全国においてワーケーションの普及活動を実施し、観光地域への誘客促進による地域産業の活性化を行うことで地域の社会課題の解決に貢献していくと述べている。

 

<実証実験概要>

①目的

新型コロナウイルス感染症によるテレワークの拡大や、ワーケーションなどによる観光市場の拡大といった近年の状況を踏まえて、自動車に乗って、好きな観光地で、好きな時間に働くことができる、新しい働き方の有効性の確認と、本格実施に向けた課題の洗い出し、事業性の評価を行う。

 

②実証実験概要

実証実験期間が冬季中のため、ターゲットユーザーは、スキー・スノーボード愛好家としており、モバイルワークステーションを載せた軽トラックを使って、妙高市内にあるスキー場などでワーケーションを実施。利用イメージは、仕事をしながら息抜きにゲレンデで遊んだり、ナイター設備のあるスキー場で、満天の星空を見ながら仕事を行ったりするほか、観光などのアクティビティとしてのユースケースも含め有効な使い方について検証する。

  • 実証実験期間:2021年1月12日(火)~2021年3月31日(水)
  • 利用方法:妙高市内のレンタカー事業者で予約。店舗または妙高高原駅前のロータリーでモバイルワークステーションを載せた軽トラックをスタッフから引き渡す。
  • レンタカー事業者:ニコニコレンタカー妙高高原店
  • URL:https://www.2525r.com/niigata/myoko/store-00446-001.html
  • 利用料金(税込み):6時間プラン/2,420円、12時間プラン/2,635円、24時間プラン/4,070円 ※延長料金は1時間1,265円(税込み)。

 

③各者の役割

  • 妙高市:実証実験の総括/実証実験に係る関係機関との調整
  • ダイハツ:オフィス機能を搭載した BOX(モバイルワークステーション)の貸し出し
  • ドコモ:モバイルワークステーション用の通信環境整備/シェアリングサービス導入に向けたシェアリングプラットフォームの
    技術検証
  • 青山社中:妙高市政策との整合性に関する各種助言
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