トヨタ、2020スーパーフォーミュラ第7戦富士で坪井 翔が優勝

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全日本スーパーフォーミュラ選手権の2020年シーズン最終戦となる第7戦が12月19日(土)、12月20日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催され、トヨタの坪井 翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING)が今季2勝目を飾り、ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)が4位、平川 亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が6位でフィニッシュした。

 

予選では、Q3まで進出した坪井 翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING 39号車)が最前列2番グリッドを獲得し、平川が8番手という結果となった。

 

決勝では、ウォームアップ走行中に関口の車両から出火するアクシデントがあり決勝レースは欠場することとなった。レースのスタートを切られると、最前列2番手グリッドの坪井が好スタートを切り首位へと浮上。後方では3台、4台が並びながらの激しいバトルの中、平川が2つポジションアップの6位、石浦が8位、山下が9位、中嶋が10位、フェネストラズが11位、最後尾スタートのキャシディが12位へとジャンプアップを果たした。さらに、平川は4周目に5位へと順位を挙げた。

 

規定でピットインが可能となる10周を過ぎ、平川は14周終了でピットへ向かい順調にコースへと復帰。翌周ピットインしたライバルが平川の直前でピットアウトしたことで、接触すれすれのチャンピオンをかけたバトルを展開。このバトルで平川は一旦前に出たものの、その後ライバルの先行を許すこととなった。一方、最後尾から順位を上げていたキャシディは最後までピットを遅らせ、30周を終えたところでピットイン。平川の前でコースへと戻り、ニュータイヤの優位性を活かし4位に浮上した。

 

首位の坪井は最後まで首位の座を守りきり、トップで完走。第2戦岡山に続き今季2度目の勝利を飾った。スーパーフォーミュラ2年目の坪井は、今季唯一の複数優勝ドライバーとなった。またキャシディは4位、平川が6位でフィニッシュ。チーム部門では、キャシディと中嶋のVANTELIN TEAM TOM’Sがチャンピオンを獲得した。

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