日野は11月17日、同社のカスタマー向けの講習および試乗施設である「お客様テクニカルセンター」(東京都羽村市)において、累計来場者数が10万人を達成したと発表した。
「お客様テクニカルセンター」は、2005年6月に日本で初めて自動車メーカーが直接運営する常設のカスタマー向け講習施設として開設。2013年からはグローバルな研修拠点として海外からの受講者も受け入れている。同センターでは、省燃費運転講習や安全運転講習をはじめ、トータルサポートの一環としてカスタマーのニーズに合わせたプログラムを提供し、CO2排出量の削減と交通事故の低減に貢献している。
省燃費運転講習を受講したカスタマーの燃費を受講の前後で比較したところ平均で約20%向上、中には50%向上した例もあったほか、省燃費運転講習を受講したカスタマーのその後の実燃費調査を行ったところ、5~10%の燃費向上を確認しているという。
同社は、本年より一部プログラムではオンライン講習をスタートし、今後は燃費に関する運行データなどのICTを活用したプログラムの導入を検討していると述べている。