FCAジャパンは、JeepのコンパクトSUV「Renegade（レネゲード）」に、日本に輸入するジープとしては初めてプラグインハイブリッド車「Renegade 4xe（フォー・バイ・イー）を設定し、11月28日（土）より全国のジープ正規ディーラーを通じて販売する。
＜プラグインハイブリッド車「Renegade 4xe」を設定＞
日本に導入されるブランド初のプラグインハイブリッド車「レネゲード 4xe」はジープ史上最高の燃費効率を達成しながら、悪路走破性も向上したモデル。1.3ℓエンジンと電気モーター2基、6速オートマチックトランスミッション、リチウムイオンバッテリーからなるプラグインハイブリッドシステムを搭載。リチウムイオンバッテリーは家庭用200V充電器や公共の充電設備などの外部電源から充電でき、モーターのみで最長48kmの走行が可能で、バッテリーの電気を使い切った後はエンジンとモーターを併用するハイブリッド車として機能する。
ハイブリッドシステムは、1.3ℓガソリンエンジンにより前輪を駆動し、リアには独立したモーター（定格出力60ps、最大トルク250Nm）を備え、状況に応じて後輪を駆動する。電気駆動システムはトルクを増大させるのに加え、きわめて高い精度で制御が可能であるため、あらゆる路面で4×4性能がさらに向上し困難なオフロード走行にも対応する。さらに本格的にオフロード走行を行う場合は、パワーループを採用した電気モーター2基によりeAWDトラクションが常に確保される。フロントモーターは、減速時およびアクセルオフ時には路面からの運動エネルギーを回収し、電気に変換してバッテリーに蓄える回生ブレーキとして機能し、アクセルオフでの減速の強さは2段階で調整可能。
ハイブリッドシステムの作動状況は「HYBRID（ハイブリッド）」「ELECTRIC（エレクトリック）」「E-SAVE（イーセーブ）」の3つのモードが選択可能。「HYBRID」モードでは走行状況に応じて自動的にエンジンとモーターを最も効率の良い状態で使い分ける。「ELECTRIC」モードではモーターを最大限に活用し、最長48kmまでEV走行が可能となり、EV状態での最高速度は130km／hとなる。「E-SAVE」モードはバッテリーの消費を抑えるため、エンジンを活用して走行を行うモード。
改良型セレクテレイン回転スイッチ（4WD Lock、4WD Low、ヒルディセントコントロールの3つのeAWDモード付）も備えており、この回転スイッチではドライブモード［AUTO、SNOW、MUD & SAND、ROCK（Trailhawk 4×eのみ搭載）］を切り替えるが、今回はRenegade 4xe専用モードとして、スロットルレスポンスとステアリングをシャープにするSPORTモードを新たに追加した。
レネゲード 4xeには、「リミテッド 4xe」と「トレイルホーク 4xe」の2モデルが用意され、パワートレインの構成は同じで、エンジンチューニングの違いによりシステム全体の最高出力はリミテッド 4xeが191ps、トレイルホーク 4xeが239psで、燃費性能においては前者が17.3km／ℓ、後者は16.0km／ℓ（WLTCモード）となる。
エクステリアは、4xeではフロントのJeepバッジ、サイドのRenegadeバッジ、リアのJeep／4xeバッジにブルーのアクセントをあしらい、その他は従来のガソリンモデルのデザインを踏襲している。外板色は、アルパインホワイトC／C、コロラドレッドC／C、ブラックC／C、スレートブルーP／Cの4色を設定した。
＜ジープ全車種に新オーナーロイヤリティ向上プログラム「Jeep Wave」を標準付帯＞
レネゲード4xeの発売を機に、ジープ全車種に対して新オーナーロイヤリティ向上プログラム「Jeep Wave」が導入され、購入者にはもれなく3年間フリーメンテナンスやその他オーナー優遇サービスや特典が提供される。
また、FCAジャパンが導入する初の電動化モデルレネゲード4xeの発売を記念して、ジープ初となる購入のデジタル化も開始される。ジープオフィシャルウェブサイトでのオンライン予約を通じて購入を決定した先着30名に、ジープ・オフィシャル家庭用充電器をプレゼントする。さらに、今年中に成約した人にはもれなく「ジープ里山BONSAIキット」が贈呈され、これはジープが2012年より協力しているNPO「プレゼントツリー」が取り組む日本の森の保全活動の一環であり、こうした活動を通じてコミュニティに利益を還元している。
＜価格（消費税込）＞
- 「Renegade Limited 4xe」：498万円
- 「Renegade Trailhawk 4xe」：503万円
