パイオニア、ハイエンドオーディオ カーナビ “サイバーナビ Xシリーズ”2機種を発売 最高品位の高音質パーツを採用

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パイオニアは10月8日、今までに培ってきた高音質技術と開発思想、最高品位の高音質パーツを採用したハイエンドオーディオ カーナビ“サイバーナビ Xシリーズ” 2機種を発売すると発表した。

 

 

同機は、ハイエンドカーオーディオ“カロッツェリアX”で培ってきた音響技術や、ハイエンドオーディオブランド“TAD”より継承した技術開発思想を基に、銅メッキシャーシなどによる徹底的なノイズコントロールに加え、静音化と制振化を追求し、音質にこだわり抜いた最高品位の高音質パーツを採用した。また、音響技術者が細部に至るまで徹底的に試聴とチューニングを繰り返すことで、微細な音も埋もれることなく、純粋無垢な原音再生を実現している。

 

<主な特長>

①銅メッキパーツを駆使したノイズコントロール

カーナビ基板とオーディオ基板の間のノイズを徹底的に遮断するため、製品の側面と背面だけでなく、内部の中間シャーシにも銅メッキを使用。また、製品右側面へ集中的に銅メッキビスを使用し、オーディオブロックへノイズが回り込まないように流れをコントロールしている。さらに、背面のヒートシンクには銅メッキを使用し、絶縁シートを加えることで、カーナビ基板とオーディオ基板のGNDシャーシ間にノイズが回り込まないようにするなど、徹底的かつ緻密にノイズをコントロールしている。

 

②静音化と制振化を追求した堅牢なシャーシ構造

製品の背面に静音タイプのファンを採用し、固定用のビスを追加することで、騒音や振動が音にもたらす影響を徹底的に排除するとともに、振動そのものも抑制。加えて、製品背面の制振用T字スリットや要所に配置したシャーシにより、高音質技術の基礎となる堅牢かつ振動に強いシャーシ構造を実現している。

 

③OFC(無酸素銅)を採用した高音質ケーブルを同梱

再生能力を最大限に引き出すため、電源供給やスピーカー出力などの役割を担う電源ケーブルと、外部のパワーアンプへ音楽信号を伝送するAV入出力ケーブルにOFC(無酸素銅:Oxygen-Free Copper)を採用。端子の素材にこだわり、金メッキ処理を施すことで、安定した電源供給とロスを抑制した信号伝送を実現する。

 

④「MUSESシリーズ」のハイエンドオーディオ用オペアンプを搭載

新日本無線社の「MUSESシリーズ」のハイエンドオーディオ用オペアンプを変換回路に採用し、理想的なI/V変換を実現した。I/V変換回路には、バイアス電流の低いJ-FET入力タイプ「MUSES8920」をフロント/リア用に搭載することで、低雑音、高利得帯域、低歪率、高スルーレートを実現した。また、LPF回路にはローノイズが特長の「MUSES8820」を搭載している。

 

⑤その他の特長

  • “サイバーナビ Xシリーズ”専用のフルカスタムオーディオ電源用アルミ電解コンデンサーを搭載
  • 高音質トロイダルコイルを搭載
  • 超低位相雑音特性のサウンドマスタークロック回路を搭載
  • アナログオーディオ負電源にリップルフィルターを追加
  • ハイレゾ音源再生(96 kHz/24 bit)に対応
  • FLAC、WAV、ALACなどの多彩なファイルフォーマットに対応
  • CD音源などの可聴帯域内に存在する量子化ノイズを除去するとともに、可聴帯域以上の音楽信号を復元させることで再生周波数帯域をハイレゾ音源に近づける「マスターサウンドリバイブ」を搭載
  • デジタル信号処理演算時の音質劣化を防止する「フルタイム52 bit高性能トリプルコア浮動小数点DSP」を採用
  • 大幅な低ノイズフロア化、圧倒的なダイナミックレンジと優れた静粛性を実現するS/N比-123 dBのバーブラウン社製「32 bitアドバンスド・セグメント方式電流出力型D/Aコンバーター」を採用
  • ±0.5 dB単位で調整可能な「チャンネル間独立 31バンドグラフィックイコライザー」を搭載
  • 各スピーカーまでの距離を最小0.35cm単位で調整できる「タイムアライメント」を搭載
  • 3ウェイマルチアンプ・マルチスピーカーシステムを構築する「ネットワークモード」を搭載
  • 追加費用なく最新の道路/地点データ情報に更新できるバージョンアップ最大3年分付
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