横浜ゴムは9月11日、農業機械用タイヤなどオフハイウェイタイヤの生産販売グループ会社であるATG(アライアンスタイヤグループ)の生産能力の増強を目的として、インドのAtchutapuram(アチュタプラム)工業団地(アンドラプラデシュ州ヴィシャカパトナム)に新工場を建設することを発表した。日量の生産能力は55トン(ゴム量)で、設備投資額は1億6,500万米ドル。2020年第3四半期に着工し、2023年第1四半期からの生産開始を予定している。
ATGは現在、インドにDahej(ダヘジ)工場(グジャラート州)と Tirunelveli(ティルネルヴェリ)工場(タミル・ナドゥ州)を有し、主力ブランドであるALLIANCE(アライアンス)、GALAXY(ギャラクシー)、PRIMEX(プライメクス)の農業機械、建設車両、産業車両、林業機械用タイヤなどを生産しており、生産能力を1.6倍に引き上げる拡張工事も完了している。
同社は、今回は今後増加が見込まれるオフハイウェイタイヤの需要に対応するために新工場を建設し、将来の拡張も視野にいれていると述べている。
<新工場の概要>
- 会社名:ATC Tires AP Pvt. Ltd.
- 事業内容:オフハイウェイタイヤの生産・販売
- 生産品目:「アライアンス」「ギャラクシー」「プライメクス」ブランドタイヤ
- 敷地面積:約32万m2
- 日量生産能力:55トン(ゴム量)
- 所在地:インド アンドラプラデシュ州ヴィシャカパトナム