トヨタ・リサーチ・インスティテュート・アドバンスト・デベロップメント株式会社(以下、TRI-AD)は9月10日、運用総額8億米ドル(約879億円)のグローバル投資ファンド「Woven Capital, L.P.」(以下、ウーブン・キャピタル)を設立することを発表した。上記の設立により、2021年1月に設立予定のウーブン・プラネット・ホールディングス全体の新事業開発力を強化し、ビジョンである「Mobility to Love, Safety to Live」の実現を加速すると述べている。
同社は、事業をさらに拡大・発展させるため2021年1月より持株会社ウーブン・プラネット・ホールディングスおよび事業会社ウーブン・コア、ウーブン・アルファの新体制へ移行することを2020年7月28日に発表。新設されるウーブン・キャピタルでは、ウーブン・プラネット・ホールディングスの傘下で、革新的なテクノロジーやビジネスモデルを開発している成長段階の企業に投資することにより、ウーブン・プラネット・ホールディングスの事業および製品・サービスの成長をサポートするほか、アーリーステージの企業を投資対象とするToyota AI Ventures(以下、TAIV)から投資案件を引き継ぐことに加え、グローバルな投資を迅速に実施するため、他のVCファンドにも投資していくと説明している。
【「ウーブン・キャピタル」概要】
◆名称:Woven Capital, L.P.
◆所在地:米国
◆設立時期:2021年1月(予定)
◆運用総額:8億米ドル
◆運用期間:10年
◆運営会社:Woven Capital Management Company, L.L.C.
(ウーブン・プラネット・ホールディングス株式会社の100%子会社)
◆投資対象:以下の領域に属する、革新的なテクノロジーやビジネスモデルを開発している成長段階の企業
- 自動運転モビリティ
- 自動化
- 人工知能
- 機械学習
- データアナリティクス
- コネクティビティ
- スマートシティ