横浜ゴムは9月3日、自社のADVANレーシングタイヤ「ADVAN A005」装着車が8月30日に米国・コロラド州で開催された「第98回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」にて総合優勝したことを発表した。総合優勝したのはオープンホイール部門に出場したClint Vahsholtz（クリント・ヴァーショルツ）選手の「2013 Ford Open」で、9分35秒490を記録し同部門のコースレコードも更新した。
ADVANレーシングタイヤ装着車は、ほかにもアンリミテッド部門で2位、オープンホイール部門で３位、パイクスピークオープン部門で3位を獲得したほか、「ポルシェ ケイマン GT4 クラブスポーツ」により競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by YOKOHAMA」にストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」をワンメイク供給しレース全体の振興に貢献した。
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は、1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2,862mのスタート地点から標高4,300m にあるゴールまでの約20kmのコースにて競われる。これまでヨコハマタイヤ装着車は電気自動車でも参戦しており、2010年から3年連続で電気自動車の最高タイムを記録しクラス優勝を果たしている。
今回の総合優勝獲得に際してClint Vahsholtz選手は、「ADVAN A005は刻々と変化する山のコンディションの中で攻めのレースを展開する自信を与えてくれた。2021年に2連覇を目指すときもヨコハマタイヤを履くだろう」と語った。
