アウディ 新型「Q2」を発表、2021年前半日本市場導入予定

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独アウディは9月1日、コンパクトSUV「Q2」の改良モデルを発表した。日本市場へは2021年前半に導入予定で、価格は未定としている。

 

【多角形をモチーフにしたエクステリア】

フロントとショルダーラインの特徴となっている多角形のモチーフを、リヤエンドにも適用し、バンパーには大きな五角形が組み込まれたディフューザーインサートが一体化されてる。また、ヘッドライト下の表面処理がより印象的なものになっているほか、八角形のシングルフレームの位置がわずかに下げられるなど、フロントデザインも変更された。インサートにおいても多角形のモチーフが採用され、advanced及びS lineには、ラジエーターグリルとボンネットの間に、Audi Sport quattroを想起させる細長いスリットが設けられているほか、大型のエアインレットも採用している。

 

外板色には、アウディとして初採用となるアップルグリーンに加え、マンハッタングレー、ナバラブルー、アローグレー、ターボブルーが新色として追加され、Cピラーに設置されたブレードでは装備ラインに応じて、ボディ同色、ブラック、グレー、シルバーのいずれかに塗装される。ボディ下部のアタッチメントは3つのバージョンから選択可能となり、カラーはベーシックバージョンではピテッドブラック、advancedではマンハッタン グレー、S lineではボディ同色となる。

 

【LED・マトリクスLEDヘッドライトを搭載】

新型「Q2」には、LEDヘッドライトが標準装備され、オプションとしてマトリクスLEDヘッドライトの選択が可能となっている。ひし形の光学パーツの背後に設置された10個の発光ダイオードがデイタイムランニングライトとして、7個のLEDがダイナミックインジケーターとして機能する。リヤライトは、ダイナミックインジケーターの有無にかかわらず、2つのLEDバージョンから選択することができ、マトリクスLEDヘッドライトを選択した場合は、リヤライトにはダイナミックインジケーターも標準装備される。

 

【5種類(3種類のTFSI・2種類のTDI)のエンジンを用意】

ドイツ市場ではまず、最高出力110kW(150PS)/最大トルク250Nmを発生するガソリンエンジンを搭載し、7速Sトロニックを標準装備した1.5 TFSIを発売する。改良が施されたこの4気筒エンジンのNEDCサイクルにおける燃料消費量は5.4〜5.1ℓ/100kmで、CO2排出量は124〜116g/kmとなっている。また、他のTDIおよびTFSIエンジンは年末までに追加される予定となっており、すべてのエンジンは新しいEuro 6 AP排ガス基準に適合している。

 

【新しいAudi connectサービスとドライバーアシストシステムを採用】

705Wの出力で14のスピーカーを駆動するBang&Olufsenプレミアムサウンドシステムを採用。MMIナビゲーションプラスには、高速データ通信用のLTEモジュールと、乗員のモバイル機器を接続可能なWi-Fiホットスポット機能が含まれている。これらのインフォテインメントシステムでは、センターコンソールに設置されたロータリープッシュボタン(MMIタッチ)または日常会話に対応したボイスコントロールシステムを介して操作可能なほか、オンライン交通情報を含むAudi connectサービスも提供。今回は「Audi connectエマージェンシーコール&サービス」及び「Audi connectリモート&コントロール」サービスが新たに追加され、ユーザーは無料のmyAudiアプリをスマートフォンにインストールすることで機能を利用することが可能となる。

 

【多彩なドライバーアシストシステムを搭載】

上位セグメントと同等のドライバーアシストシステムを搭載。アウディプレセンスフロントシステムや、車線逸脱警報を標準装備しているほか、「ドライブ」、「セーフティ」、「パーク」パッケージに分類されたオプションのシステムを用意している。「パーク」パッケージには、リバースカメラ、パーキングシステムプラスが含まれ、アップグレードオプションとしてパークアシストを装備することも可能となっている。「セーフティ」パッケージには、サイドアシスト、リヤクロストラフィックアシスト、アウディプレセンスベーシック、アウディプレセンスリヤシステムが含まれる。「ドライブ」パッケージには、MMIナビゲーションプラスとの組み合わせで利用可能な新しいハイエンドシステム、アダプティブクルーズアシストに加え、アウディバーチャルコックピット、Sトロニックが含まれている。

 

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