アイシングループは、先端研究を担う研究法人である株式会社アイシン・コスモス研究所(以下、AI-C)、株式会社イムラ材料開発研究所(以下、イムラ材研)、イムラ・ジャパン株式会社(以下、イムラ・ジャパン)の3社が、経営統合に向けた検討を始めることに関して基本合意したことを公表した。なお、今後3社の親会社であるアイシン精機、アイシン・エィ・ダブリュを含めて詳細を検討し、2021年4月の経営統合を目指すとしている。
アイシングループは、1978年から先端研究を担う研究法人を国内外に配置し、各地域で大学、研究機関等とのパートナーシップを築くことで、新しい時代のトレンドを掴み、研究開発に活かす体制を敷いており、今後は「CASE」をはじめとする新しい社会、新たに生まれるニーズへの対応を加速するために、各研究法人の個別の研究のみならず、世界とのネットワークを活用した研究開発や、事業化に向けた推進力といった部分のさらなる強化が課題となっていることを受け、今回の経営統合を契機として、機動性が高く、かつ事業化に向けて一体となって推進していけるグローバルでの先端研究体制を整えていくと述べている。
また、アイシングループは現在、高い収益力を持つ企業体質への変革をめざし、国内外の子会社87社で統廃合アイテムを抽出し、順次統廃合の実行に移しており、その一環として、3社で重複する事業、リソーセスを効率化し、強化する部分へのシフトを進めると述べた。