日産自動車は、同社が描く未来のモビリティ社会をインタラクティブに体感できる、体験型エンターテインメント施設「ニッサン パビリオン」を8月1日から10月23日までの期間限定で、横浜みなとみらい21地区にオープンすることを発表した。併せて、3年に一度、横浜市で開催される現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ」と同時期に開催する「日産アートアワード」の2020年度入賞者新作展も「ニッサン パビリオン」で開催される。
敷地面積約1万平方メートルからなる「ニッサン パビリオン」は、2019年8月に日産と横浜市で締結した連携協定の一環として、横浜市や地域企業・団体等との連携、協力のもと開設するもので、同施設のコンセプトである「人間の可能性を拡張する」をキーワードに、技術のイノベーションを通じて日産が描く近未来の暮らしを、エンターテインメント、アート、メディアなど各種コンテンツ、インスタレーション制作で活躍するクリエイターの視点や解釈により具現化している。日産は、「ニッサン パビリオン」について、日産の電動化・自動運転化など、「ニッサン インテリジェント モビリティ」が描く未来のモビリティ社会を、さまざまな体験コンテンツを通じて、幅広いカスタマーに届けると述べている。
「ニッサン パビリオン」では、7月15日に初披露した新型クロスオーバーEV「アリア」の展示や同乗体験、見えないものを可視化する技術「Invisible to Visible(I2V)」を駆使したコンテンツ、「Formula E」レースのバーチャル体験など、子供から大人まで楽しめるアトラクションを用意しているほか、「プロパイロット」「コネクティビティ技術」などといった日産の技術や取り組みを題材にしたエンタメ体験では、クルマやその技術が可能にする人の感覚の拡張、移動により生まれる人と人の繋がり、より強靭に活性化する街の姿などを見て感じることができるという。
さらに、パビリオン内には日産が目指すエネルギーのエコシステム「Nissan Energy(ニッサン エナジー)」を導入した「NISSAN CHAYA CAFE(ニッサン チャヤ カフェ)」を併設している。Nissan Energyは、電気自動車で来場した人が、カフェ横の駐車スペースに駐車すると、電気自動車の電力がカフェへ給電され、その電力がカフェで使用する電気となるという仕組みとなっており、来場者には駐車料金無料という特典に加え、カフェで使用できるコーヒークーポンをサービスする。NISSAN CHAYA CAFEでは、地産地消にこだわって開発したオリジナルメニューを用意している。なお、パビリオンで使用する電力は、100%水力由来の電力(アクアプレミアム)を使用し、CO2排出のないゼロエミッションを実現している。
【「ニッサン パビリオン」概要】
新型コロナウイルス感染症の対策として、開催にあたっては神奈川県のガイドラインに沿って十分な安全対策を講じており、混雑を避けるために一時的に入場制限を行う場合がある。またオープン期間は、情勢を鑑みて変更する可能性もあるので確認が必要。
- 名称:ニッサン パビリオン
- ホームページ:www.nissan.co.jp/BRAND/PAVILION/
- 住所:220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-1
- オープン期間:2020年8月1日(土)〜10月23日(金)
- 営業時間:平日11:00~19:00、土日祝10:00〜19:00
- 料金:無料
- 休館日:不定期
- 敷地面積:10100m2(3055坪)
- 構造規模:鉄骨造1階建(ファサード:ETFE膜)
- 延床面積:4003.75m2(1211坪)
- 主催:日産自動車
- 展示車:日産アリア4台(うち1台をARIYAライドに利用)/日産リーフ 2台/アイスクリーム移動販売車のコンセプトカー(e-NV200) 1台/フォーミュラE 1台/NISSAN GT-R 1台/NISSAN GT-R NISMO 1台