モビリティテクノロジーズ、新たなタクシーアプリ「GO」を9月にリリース予定

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株式会社Mobility Technologies(以下、MoT)は、タクシーアプリ「JapanTaxi」と「MOV」の統合に伴い、全国約10万台(2020年7月29日時点)のタクシーと提携する新たなタクシーアプリとして、「GO(ゴー)』を9月にリリースする予定であることを発表した。なお、リリース時は、首都圏、京阪神を中心とした全国17エリアでサービス提供を開始し、順次エリア・機能の拡充を行い、日本最大級のタクシーアプリを目指して開発を進めていると述べている。

 

MoTは、タクシーアプリ「JapanTaxi」、「MOV」などの事業統合により、2020年4月から新体制でスタートしたが、コロナ禍により「JapanTaxi」、「MOV」とも、配車注文数が減少している一方、新しい生活様式が求められている今、道でタクシーを探す手間や時間の削減、車内での支払いが不要となるキャッシュレス対応など、アプリだからこそ提供できる安全・安心な体験が評価され、アプリの活用がタクシー乗車の新たな行動様式として定着しはじめており、MoTでは事業統合当初、新アプリのリリースを2020年度後半に予定していたが、少しでも早くリリースすることによって、タクシー事業全体の回復に貢献すべく、エリアや機能を絞った形で先行リリースすることにしたと説明している。

 

新しくスタートするアプリ「GO」は、「MOV」をベースとしたアプリで、「MOV」提携タクシー車両に加えて「JapanTaxi」アプリ提携タクシー車両へも配車注文することが可能となっている。タクシー車両とのリアルタイムな位置情報連携と高度な配車ロジックによって、アプリユーザーと近くのタクシー車両とのマッチング精度を向上させ、より「早く乗れる」体験を追求している。

 

MoTは、9月時点においては、「MOV」がサービス展開を行っている全国7エリア(東京/神奈川/埼玉/京都/大阪/兵庫/滋賀)に、「JapanTaxi」アプリでタクシー車両へ直接配車注文を送っている「JapanTaxi DRIVER’S」対応エリアの一部を加えた全国17エリア(東京/神奈川/埼玉/千葉/群馬/茨城/京都/大阪/兵庫/滋賀/愛知/奈良/宮城/三重/岐阜/広島/福岡)からサービス開始予定で、その後移動ニーズが高まる年末に向けて、対応エリアや機能の拡充を行い、日本最大級のタクシーアプリを目指すと述べている。なお、タクシーアプリの運営は今後「GO」へ一本化する予定だが、一定期間は「GO」と並行して「JapanTaxi」アプリのサービス提供を行うとしている。

 

【「GO」今後の展開戦略】

  •  Phase1:「近くの車両にすぐ乗れる体験提供」/全国17エリアでのサービス提供
  • Phase2:「カスタマーのニーズに応える機能の進化」/「乗りたい時に乗れない」「事前に予約がなかなかできない」をテクノロジーで改善
  • Phase3:「どこでもすぐ乗れて便利を提供」/全国的なサービス展開
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