マクラーレンとGulf Oil International Ltdは7月29日、ラグジュアリー・スーパーカーとFormula 1 分野において長期にわたる戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。世界屈指のアイコニックなブランドであるガルフが、世界的に有名なラグジュアリー・スーパーカー・メーカーの マクラーレン・オートモーティブおよび マクラーレン・レーシング・チームのパートナーとなる。
マクラーレンは、上記パートナーシップについて、1968年から1973年シーズン末まで続いたパートナーシップでは、Formula 1とCan-Amシリーズの双方において40以上のレースで勝利し、その後1990年代のル・マン24時間レースでパートナーシップを復活するなど、長い成功の歴史を積み重ねてきた著名な2つのブランドが再び手を組むこととなり、両ブランドが誇るイノベーションとトップクラスの能力を活用して、サーキットと公道の双方において勝利への方程式を築き上げるという共通目標を意味すると述べている。
今回のパートナーシップの再開にあたり、ガルフブランドは、7月31日(金)~8月2日(日)に開催される2020年イギリスGPを皮切りに、マクラーレン Formula 1チームに取り入れられ、ドライバーのランド・ノリス選手とカルロス・サインツ選手をはじめ、ピットクルーを含むマクラーレンのスタッフが、2020年 Formula 1シーズンを通してガルフのロゴを身にまとうほか、マクラーレンの Formula 1 マシン MCL35のエンジンカバーとミラーにも同じロゴがあしらわれる。
また、2021年からは、ガルフはマクラーレン・オートモーティブが推奨するオイルサプライヤーとなり、高性能エンジンに最適化されたガルフのオイルと燃料が、すべてのマシンで使用されるほか、世界中で開催されるマクラーレン・オートモーティブのカスタマーイベント「ピュア」においても、売店やチームキットにガルフのブランドが表示される。
さらに、少数の限られたカスタマーには、自身のマクラーレン・スーパーカーを、マクラーレンのビスポーク部門であるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズによるハンドペイントで、1990年代に名を馳せたF1 GTR ル・マン・カーを再現したガルフ・カラーにすることも可能となっている。
マクラーレン・オートモーティブ CEOのマイク・フルウィット氏は、「ガルフを再び迎えられるのは素晴らしいことです。ガルフとはマクラーレンの数多くのロードカーやレーシングカーを何年も飾った長い歴史的な関係があります。マクラーレンにはトップクラスのパートナーと育んできた豊かな歴史があり、再びガルフとの提携を継続できることを嬉しく思います。」と述べている。