トヨタモビリティ東京(片山守社長)は7月15日、新型コロナウィルス対応のニューノーマル第1号店として、北店をリニューアルオープンした。
従来、店舗のリニューアルは来店客の快適性、利便性向上のためショールームレイアウトを中心に設計されてきた。このたびの新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、同店舗のリニューアルは政府の提言する「新しい生活様式(ニューノーマル)」に対応すべく、来店客と従業員の安全・安心を確保する工夫が凝らされている。
そのため、新たに隣地(約65㎡)を購入することでショールームと事務所を拡張し、3密(密閉空間、密集場所、密接場面)が避けられるように、ゆとりのある設計とした。また、ショールームと事務所を遮る壁をなくし、オープンな空間を設けることにより、3密環境の回避と迅速な来店客対応を両立させた。
拡張されたショールームは、来店客用テーブルをソーシャルディスタンスが保てるよう、ゆとりを持たせて配置した他、アクリル製の飛沫感染防止シールドを設置した。 ショールームと一体となった事務所は、配席を横並びにしてスタッフ間の距離をあけ、対面を避けるレイアウトとした。また、排煙窓やフロアの窓を増設することで換気にも配慮している。
同社では、全店で東京都の「感染防止徹底宣言ステッカー」掲示の準備を進めており、今後数年に及ぶであろう「新たな生活様式(ニューノーマル)」に対応した新たな手法や施策にチャレンジしながら、来店客と従業員の安心・安全の確保、東京のモビリティーカンパニーとして新たなスタイルを実現していく考えだ。