タクシー配車アプリ「S.RIDE」、障害者手帳アプリ「ミライロID」と連携

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みんなのタクシーとミライロは、タクシー配車アプリ「S.RIDE 」と障害者手帳アプリ「ミライロID」との連携を、2020年7月2日より開始したことを発表した。なお、API(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)連携している地域は東京都であり、順次、対象地域を拡大する予定と述べている。

 

S.RIDEは、ワンスライドすることで、東京最大級のタクシーネットワークから一番近いタクシーを呼び出すことができるタクシー配車アプリサービス。支払いについては、アプリで事前登録できるクレジットカード、Apple Payに加え、後部座席に設置しているau PAY, d払い 等のコード決済サービスにも対応しており、キャッシュレス決済を推進している。

 

ミライロIDは、障害者手帳を所有している人を対象としたスマートフォン向けアプリ。ユーザーは、障害者手帳の情報、福祉機器の仕様、求めるサポートの内容などを「ミライロID」に登録。公共機関や商業施設において、ユーザーが「ミライロID」を提示することで、障害者割引や、必要なサポートをスムーズに受けられる。

 

S.RIDEとミライロIDのアカウントを予め連携させておくことで、タクシー配車時に事前に乗務員に障害者であることを通知し、円滑な乗車を実現すると共に、障害者手帳を見せることなく、ミラ
イロIDを乗務員に見せることで障害者割引が適用される。

 

ミライロが行った調査では、障害者はさまざまなサービスの予約や利用時に、障害者手帳の提示を求められているが、約7割が「取り出す・提示するのが面倒」、約2割が「提示に心理的な抵抗がある」と回答しており、両社は、上記連携によって、障害者の手間や心理的な負担の削減と、今回のS.RIDEとミライロIDとのAPI連携によって、タクシー配車時にミライロIDと連携されている旨が乗務員に通知されるため、余裕をもったサポートが可能となると説明している。

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