独フォルクスワーゲンは2020年春、「ティグアン」が累計600万台の生産を達成したと発表した。2019年だけで、合計91万926台が生産され、2019年に最も売れたフォルクスワーゲン モデルとなったと述べている。
「ティグアン」は、ヨーロッパ市場において最も人気が高いSUVモデルで、世界中のすべての国の80%で購入することが可能であり、3大陸にわたる4つのタイムゾーンにわたる4か所のフォルクスワーゲン工場で生産されている。通常のホイールベース(NWB)バージョンは、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニアの各市場向けに、ドイツのウォルフスブルグにある本社工場で生産され、モスクワ南西の170kmに位置するカルーガ工場では、ロシアおよび近隣の中央アジア諸国向けに、NWBモデル1を生産しているほか、上海では、中国市場向けにロングホイールベース(LWB)バージョンの「Tiguan L」を生産。メキシコのプエブラでは、南北アメリカ、ヨーロッパ諸国、アフリカ、アジア、オセアニア向けに、ティグアンのLWBバージョン1を生産している。
また、2020年に「ティグアン」は大幅なデザインおよびテクニカル アップデートが施される予定となっており、ヨーロッパ向けのプラグイン ハイブリッド ドライブ2(PHEV)を備えた新しいバリエーションも追加予定となっている。