仏DSオートモービル、新型コロナウイルス感染拡大に対する取り組みを公表

業界ニュース

仏DSオートモービルは、新型コロナウイルス感染拡大に対し、3月9日から、テレワーク移行への積極的な推進や、出社している社員にも推奨するなど、全就業施設に従業員保護を目的とする政策を開始し、3月16日からは、フランス政府の決定に合わせ、テレワークが全社員に適用されたと説明した。

 

また、DSオートモービルは、前線でウィルスと戦っている従事者への支援にも取り組んでおり、DSオートモービルのユーザー に提案しているサービス(車輌トラブル等の24時間態勢のアシスタンスサービスや代車手配など)を優先的に展開することに乗り出したほか、DS サービスバレー(フランスで展開されている配車サービス)を通じた、カスタマーによる移動を必要としないメンテナンス作業を確保したと述べた。

 

本体であるグループ PSAは、フランス、イタリア、スペインで数十万枚のマスクと医療機器を医療施設へ配布し、エール・リキード・メディカルシステムと協力して、1万台の人工呼吸器製造に乗り出し、3月22日から専門の技術者を招集し、「DS 3 CROSSBACK」が製造されるポワッシーの工場で、人工呼吸器の主要パーツの製造を開始するための特別ワーキンググループを発足させたと述べている。

 

また、「DS 3 CROSSBACK」や「DS 7 CROSSBACK」の納車が規制後となったカスタマーには、DSデリバリーバレーサービスが無料で提供され、衛生維持に最大の注意を払い、ソーシャルディスタンス(社会的距離)を遵守しつつ、カスタマーが指定した住所に納車を手配していると説明した。

 

●自動車業界の新型コロナウィルス ニュース一覧【随時更新】

Tagged