トヨタは、愛知県豊田市元町工場の製造系職場に勤務している20代男性従業員1名が新型コロナウイルスに感染していることを公表した。
同社は当該従業員について、3月30日に発熱、その後自宅待機をしており、4月2日に救急搬送された先の医療機関でPCR検査を実施、4月4日に陽性反応が出た後、現在は豊田市内の医療機関で入院中であると説明している。
なお、感染が確認された従業員は、3月26、27日に年休を取得し、東京にいる家族を訪問していたため、3月25日を最後に職場には出社しておらず、職場における濃厚接触者はいないが、寮で一部居室スペースを共有する従業員2名を濃厚接触者として14日間の自宅待機を命じたほか、感染者の勤務していた職場については、感染疑義が発覚した4月2日時点で、消毒作業を実施し、稼働を再開している。
今回の件について「トヨタの全事業所に関わる話として受け止め、自社の他拠点においても従業員へ休暇中の過ごし方も含めた感染拡大防止に対するさらなる注意喚起と健康状態の確認を進め、感染拡大防止に取り組んでいく」と述べている。