ホンダ、中国合弁会社が100%出資子会社を吸収合併

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ホンダの中国合弁会社である広汽本田汽車有限公司(以下、広汽Honda)は、2020年4月1日付けで、その100%出資子会社である本田汽車(中国)有限公司<以下、本田汽車(中国)>を吸収合併すると発表した。これに伴い、本田汽車(中国)は、広汽Hondaの「広州開発区工場」に名称が変更される。今回の合併で広汽Hondaの生産能力は、新たに加わる「広州開発区工場」の5万台を合わせて、77万台/年となる。

 

本田汽車(中国)は、中国初の四輪完成車生産輸出工場として2003年に設立され、2018年に実施された、高効率な生産稼働体制への進化と、事業体質の向上を目指しての広汽Hondaによる完全子会社化を経て、今回、同社により吸収合併される。また、名称変更される、広汽Honda「広州開発区工場」では、メキシコ向け「CITY(シティ)」の生産輸出を継続しつつ、新たに4月より中国国内向けの「ACCORD(アコード)」の生産を開始すると述べている。

 

【本田汽車(中国)有限公司概要(2020年3月末現在)】

  • 設立:2003年9月
  • 所在地:中国 広東省 広州市 広州経済技術開発区
  • 資本金:67,871.48万 人民元
  • 出資比率:広汽本田汽車有限公司 100%
  • 総経理:富木 弘一
  • 事業内容:四輪車の製造、販売、輸出/四輪車用エンジン及び部品輸出
  • 従業員:751名
  • 生産開始:2005年4月
  • 生産能力:5万台/年
  • 主な生産車種:CITY(メキシコ向け輸出)
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