団体献血の様子

トヨタモビリティ東京、献血数減少を受け、団体献血を追加実施

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トヨタモビリティ東京(片山守社長 本社:東京都港区)は、社会貢献活動の一環として継続している社員を対象にした「団体献血」を、昨年の12月に続き3月にも10日と23日に本社特設会場で実施。10日は56名、23日には100名以上の社員が協力した。

献血前の体温測定

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、体温測定も受付の段階で実施された

この団体献血は、会社融合前の2003年より旧東京トヨペットが続けてきた協力活動で、以来、血液の不足する時期の大規模献血として毎年実施しており、2017年には累計の献血協力者数も1万人超えを達成。

2015年には長年にわたる献血活動への功績が評価され、日本赤十字社東京都支部より「支部長感謝状(金枠)」も贈られた。

今期は昨年12月に実施し、約200人の社員が団体献血に協力。しかし、昨今の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止措置の影響により、2月19日から3月8日までの集計で約950カ所の企業・イベントでの団体献血が延期または中止。この実施数減少による輸血用血液不足を補うための協力として、今回は急遽追加実施が決定した。

献血前の血液型検査風景

献血前の血液型事前判定。関連会社からも献血に訪れる人が見られた

 

社内予約制を導入し、混雑を回避

トヨタモビリティ東京・CSR推進部を統括する芳賀伸一執行役員は「献血をする人が減っていることを新聞やテレビの報道で知り、去年の12月に本社で団体献血をしたばかりでしたが、日本赤十字社とパートナーシップを結んでいる当社として、再度ご協力できないかと考え、今回の実施につながった」と話す。

また、芳賀執行役員は「献血する人が同じ時間に集中しないように、今回は予約制を導入した」とし、人が密集しすぎないよう配慮。コロナウイルス感染症の影響による特例として、今回は手指消毒等も実施されていたが、特設会場では混み合うことなくスムーズな献血が行われていた。

トヨタモビリティ東京の芳賀役員

テレビメディアの取材を受ける芳賀執行役員

東京都赤十字血液センターからは、「血液の在庫量は、現在安定的に供給できるまで回復しつつある」としているものの、輸血用血液は長期保存が効かないため「日々の継続的な献血のご協力が不可欠」とし、同センターのホームページにて、団体や企業献血の協力募集を引き続き呼びかけている。

 


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