豊田通商の海外子会社である豊田通商カナダ株式会社(以下、TTCI)は、Velocia, Inc.(以下、Velocia社)が北米主要都市で提供するMaaS(Mobility as a Service)エコシステムとリワード・プログラムの開発・普及を目的に、2020年2月に同社に出資したと発表した。
Velocia社のモビリティアプリ「Velocia」は、公共交通機関をはじめとするさまざまなマルチモーダル交通サービスの利用にリワード(報酬)を与えることにより、ユーザーが日常の通勤などで自家用車以外の交通手段を選択することを促し、都市部の交通渋滞緩和を目指すシステム。
TTCIは、次世代モビリティに向けた取り組みを進めており、2018年以降Velocia社の取締役会を顧問の立場でサポートするなど、同社との協業を推進し、さらに今後の協業により、都市交通の最新技術やイノベーションの現場への関与や、北米で急成長を遂げているMaaS産業のさらなる知見獲得を目指すと述べている。