アルプスアルパインの子会社であるアルパインマーケティングは、英 Armの日本法人であるトレジャーデータ株式会社と株式会社 Speeeとの取り組みを通じて、アルパインが保有する顧客及び位置情報データをはじめとする車両データを利活用することで、車販売・カーシェアリング向けのデータサービスやユーザー向け次世代コネクテッドサービスを実現する「CCRM(Customer & Car Relation Management)構想」を、3月19日に発表した。
アルパインは、「CCRM(Customer & Car Relation Management)構想」について、顧客データおよび車両から得られるビッグデータを統合して、一元管理した顧客車両カルテを、車販売やカーシェアリングに関わる事業者へのマーケティング支援に利活用することによって、モビリティ業界全体の流通を促進させるほか、統合したビッグデータから顧客理解を深め、ユーザーにとってより価値の高いサービスを提供することで、次世代コネクテッドサービスの実現を目指すと説明している。
今回の提携では、顧客車両カルテのデータ基盤として Arm のカスタマーデータプラットフォーム「Arm Treasure Data CDP」を採用しているほか、散在する顧客及び車両ビッグデータの統合・分析に、データインテグレート手法と予測分析技術を提供する株式会社 Speee の「PAAM(Predictive AnalyticsAnd Marketing、パーム)」の支援を経て、「CCRM(Customer & Car Relation Management)」の構想実現を加速させていくと述べた。