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ブライトリングとベントレー、17年のパートナーシップから誕生した限定クロノグラフ

自動車 ライフスタイル

クルマとウォッチメーカーのパートナーシップから生まれた数多くのプロダクト。その中でも特に嗜好性が高く、コレクションアイテムにもなっているのが腕時計だ。

有名どころでは、フェラーリとウブロ、マセラティとブルガリをはじめ、ランボルギーニとブランパン、メルセデス・ベンツとIWC、国内メーカーではグランドセイコーの日産 GTR着想モデルやセイコーアストロンのホンダ NSXコラボモデルなども話題となった。

 

長年のパートナーシップが生んだ逸品

このクルマとウォッチメーカーの関係を語る上で、常に代表格として挙げられるのが、英国のラグジュアリー・ブランド「ベントレー」とスイスのウォッチメーカー「ブライトリング」だ。両ブランドのパートナーシップから派生した腕時計のコレクションは数多く存在し、昨年はベントレー創業100周年を記念した限定ウォッチも発売された。

そのブライトリングが3月4日、クルマとウォッチメーカー史上最長の17年におよぶパートナーシップを記念した限定モデル「ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション」を発表した。この特別な腕時計は、同日にベントレーが発表した新型「コンチネンタルGT マリナー コンバーチブル」とも密接な関係を持つ。

ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション

ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション。シルバーに青と赤のアクセントが映えるエレガントなデザイン

ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション

そもそもベントレーとブライトリングのパートナーシップは、2003年に発表された豪華グランドツアラー「コンチネンタルGT」にふさわしいダッシュボード・クロックの製作を、ベントレーがブライトリングに依頼したことからスタートした。

そのパートナーシップや共通の価値観は新型マリナー コンバーチブルにも受け継がれており、同モデルでもブライトリングがダッシュボード・クロックを担当。そのダッシュボード・クロックとデザインDNAを共有する新作腕時計がブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディションというわけだ。

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブルのセンターコンソール

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブルのセンターコンソールにはブライトリング製のダッシュボード・クロックが収まる

この新型腕時計でまず目を引くのが、ダッシュボード・クロックと共通するブラッシュ仕上げの美しいシルバーの文字盤と、英国デザインを強調した青と赤のアクセントだ。ケースはステンレススチール製で直径42mm、ストラップはマリナー コンバーチブルの内装に施されたインペリアルブルーレザーを彷彿とさせるブルーアリゲーターレザーが選ばれている。

ベースモデルは「ブライトリング プレミエ」のクロノグラフで、ダイヤルの3時位置に30分のカウンター、9時位置にスモールセコンドのブルーサブダイヤルを配置。パワーリザーブは約70時間、ダイヤルを取り囲むブルーのインナーベゼルには、「TACHYMETER」表示と白いタキメータースケールを施している。

腕時計とダッシュボード・クロックを見比べると、それぞれの文字盤に配されたアラビア数字に関連を見つけることができる。ダッシュボード・クロックには12、3、6、9の数字が、腕時計には1、2、4、5、7、8、10、11の数字を表記。この組み合わせを分かち合うことで、両機がデザインDNAを共有していることを証明している。

ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディションとダッシュボード・クロック

デザインDNAを共有する2つのタイムピース

また、腕時計の秒針と60分メーターの赤は、マリナー コンバーチブルのキャビン全体に施されている赤いステッチを表している。

販売個数は世界限定1000個。ケースの左側には「Bentley」の刻印プレートがはめ込まれており、サファイアクリスタルを採用したケースバックの周囲には、「MULLINER EDITION – BREITLING – ONE OF 1000」の刻印が施される。

 

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブル

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブル

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブル

そして最後に、ベントレーの新型コンバーチブルを紹介しよう。

コンチネンタルGTファミリーの中で最もラグジュアリーな位置付けとして誕生した同モデルは、ボディ架装を名門コーチビルダーであるマリナー・ワークショップが手がけた特別仕様となっている。

世界公開を予定していた3月の「ジュネーブモーターショー2020」は中止になってしまったが、その存在感ある「ダブルダイヤモンド」フロントグリル、新設計マリナー22インチホイール、職人の手で隅々まで注文製作されるインテリアなど、写真を見てもラグジュアリーを体現したモデルであることが伝わってくる。

その贅を尽くした数々の装備品のひとつ、クロムのブルズアイベントに囲まれるように鎮座するのが、ブライトリング製のダッシュボード・クロックだ。

パワーユニットは6.0リッターW12ツインターボチャージドエンジン、または4.0リッターV8ツインターボチャージドエンジンが搭載される。W12エンジンは最高速333km/h、0-100km/h加速は3.8秒、もう一方のV8エンジンは最高速318km/h、0-100km/h加速は4.1秒に達する。

こちらは国内で披露された際に改めてレポートしたい。

コンチネンタルGT マリナー コンバーチブルのセンターコンソールのインテリア

マリナーのクラフトマンシップが息づく贅を尽くした内装

 


ブライトリング プレミエ ベントレー マリナー リミテッド エディション
Premier B01 Chronograph 42 Bentley Mulliner Limited Edition

ムーブメント:自社開発製造 ブライトリング01(自動巻)
パワーリザーブ:70時間
クロノグラフ:コラムホイール式、垂直クラッチ、30分積算計
振動数:28,800回/時
ケース:ステンレススチール
直径:42mm
防水:100m

 


関連リンク

ベントレーモーターズ ジャパン ブライトリング・ジャパン

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