アイシン精機、女性が活躍する企業として「準なでしこ」に選定

業界ニュース

アイシン精機は、経済産業省と東京証券取引所が共同で実施している「なでしこ銘柄」企業選定において、「なでしこ銘柄」に次ぐ「準なでしこ」企業に選定されたと発表した。

 

「なでしこ銘柄」とは、2012年度から実施されており、「中長期の企業価値向上」を重視する投資家にとって魅力ある銘柄として女性活躍推進に優れた上場企業を紹介する取り組み。「準なでしこ銘柄」は、「なでしこ銘柄」に準ずる企業を業種枠に関わらず選定するもので、2019年度は調査対象の全上場企業約3,600社から、「なでしこ銘柄」46社、「準なでしこ」20社が選定された。

 

アイシン精機は、女性従業員数が意欲的に能力を発揮し、やりがいを感じながら働き続けられるよう、「キャリア支援」と「仕事と家庭の両立支援」の視点で女性の活躍推進に取り組んでおり、今回の選定は、ダイバーシティ推進の「経営戦略への組み込み」や「推進体制の構築」、「管理職の行動・意識改革」の点が特に高く評価され、選定につながったと述べている。

 

<ダイバーシティ推進の「経営戦略への組み込み」>

経営方針にダイバーシティを組み込み、経営トップが社内広報や研修等の場において、女性活躍推進が重要な経営戦略であることを発信している。

 

<「推進体制の構築」>

副社長直轄の女性活躍推進プロジェクト「きらり」を2014年から立ち上げ、現場の課題を吸い上げて課題解決策を推進し、各種制度の改革を進めている。

 

<「管理職の意識改革」>

ダイバーシティ推進を職場で盛り上げていくために、上司向けの”イクボス塾”を開催。働きやすさと生産性向上を両立できるマネジメント層の育成を図っている。2017年度にはスタッフ系職場の全部署にイクボス塾卒業生が存在するまでになり、2018年度からは、その活動を技能系職場へも拡大し、制度趣旨の浸透と理解が全社に拡がっている。また、社長が自ら働き方改革委員長となり、“「働き方改革」から「働きがい改革」へ!”をスローガンに、思い切って仕事の質を変革し、ワークライフバランスの向上を通じた働きがいのある充実した人生を実現することをめざした活動を推進しており、その中で「男性育休取得100%」宣言し、男性の育児参画の推進も行っている。

Tagged