独VW、新しい電動コンパクトSUV「ID.4」や「ゴルフ GTI」をオンラインストリーミングで発表

新車情報

独VWは、ジュネーブモーターショーの中止を受け、WEB上で、ブランド初の電動コンパクトSUV「ID.4」を発表した。導入は今年中を予定しており、グローバルモデル:「ID.4」は、ヨーロッパ、中国、米国で生産および販売予定となっている。また、オンラインストリーミングでは、あわせて新型「Touareg R(トゥアレグ R)」、 「ゴルフ GTE/ GTD/GTI」を公開した。

 

新型「ID.4」は、新しいモジュラー エレクトリック ドライブ マトリックス(MEB)に基づく2番目のモデルとなっており、まずは後輪駆動モデルとして発売され、後日、電動4輪駆動バージョンも追加されるという。高電圧バッテリーをアンダーボディの中心近くに搭載することにより、低重心化と非常にバランスの取れた軸荷重配分を実現し、ドライビング ダイナミクスが最適化されている。また、他のすべての MEB モデルと同じく、コンパクトな電気駆動テクノロジーを採用することにより、広い室内空間を確保しているほか、フルデジタル コックピットは、分かりやすい構成を特徴としており、操作は主にタッチスクリーンとボイスコントロールによって行うとのこと。

 

新型「Touareg R」は、100kW(136PS)を発生する電気モーターと、最高出力250kW(340PS)の V6 ターボチャージャー付きガソリンエンジン(TSI)を組み合わせることで、340kW(462PS)のシステム出力を発生する。電動モード(E-Mode)での最高速度は140km/hとなっている。

 

新型「Golf GTE」は、85kW(115PS)の電気モーターと、110kW(150PS)を発生する4 気筒ターボチャージャー付きガソリンエンジン(TSI)を搭載。電気モーターと TSI エンジンを組み合わせたシステム出力は、180kW(245PS)となっている。電動モードにおける最高速度は 130km/h 。

 

新型「Golf GTD」では、革新的なツインドージング テクノロジーにより、先代モデルと比べて窒素酸化物の排出量を大幅に削減した。さらに、「Golf GTI」の最新バージョンでは、180kW(245PS)の最高出力と 370Nm の最大トルクを発生する 2.0 リッター ターボチャージャー付きガソリン直噴エンジンを搭載しており、標準で 6 速マニュアル ギアボックスと組み合わされ、オプションで 7 速デュアルクラッチ ギアボックス(DSG)を選択することが可能となっている。

 

Golf GTI

独フォルクスワーゲンは、「ID.4」と「ID.3」は、パリ協定に基づいて 2050 年までに完全にカーボンニュートラルな企業になるという、ブランドの取り組みにおける重要なマイルストーンであり、現在、フォルクスワーゲン フリートの CO2排出量を、2025 年までに約 3 分の 1 に削減する計画が実行されていると説明している。

Tagged