レクサスインターナショナルとANAホールディングスは1月28日、映像通信デバイスを活用した遠隔地の工場見学を、レクサスインターナショナルギャラリー青山(東京・港区)で行った。
都内のショールームにいながら九州の製造現場を見学したのは、港区内の小学5年生84名。ANAホールディングスが開発したアバターロボット、ニューミーをはじめ遠隔地と対話ができるデバイスを活用した。児童達は、レクサス車を生産するトヨタ自動車九州・宮田工場のPR館と、第2組立工場を〝訪問〟した。
PR館では、ドアを閉める音と内装のレザーの縫い方について、レクサスのこだわりを学んだ。縫製は両手を巧みに使い分けるため、利き腕の反対の手で折り紙を折る試験で合格した人だけが任されるという。
組立工場では、一般の工場見学で公開されていない現場を、全天球映像通話(開発:ソフトバンク)や、IoA仮想テレポーテーション(同:凸版印刷)を使い、最先端のクルマづくりやトヨタらしい創意工夫を見学できた。
見学終了後、児童達は目の前に展示されているレクサス車で、ドアの閉まる音などレクサスのこだわりを体感した。「レクサスのこだわりの部分にも興味を持っていただいてよかった。こうした機会はできれば継続的に実施したいし、全国各地のレクサス販売店にも展開したい(レクサスインターナショナル Jマーケティング・沖野和雄室長)」と展望を語った。