アウディは、ダボスで開催されている世界経済フォーラムにおいて、すでに33回にわたって専属モビリティパートナーを務めており、今回は90％が電動化モデルから構成される送迎フリートを提供している。送迎フリートの各モデルは、特別に開発されたAudi e-tronの使用済みバッテリーで作られた移動式充電コンテナを使用して、グリーン電力のみで充電される。アウディでは、これらのグリーン充電ソリューションを継続的に開発している。
アウディは、世界経済フォーラムにおいて、充電用の移動式コンテナと組み合わせて約100台の電動化されたアウディモデルを使用することにより、実質的にCO2ニュートラルな送迎フリートを運用することが可能になっている。送迎フリートには、電気自動車のAudi e-tronのほか、フラッグシップモデル「A8」のプラグインハイブリッドモデルも採用されている。
また、3台の充電コンテナには、それぞれ4台分の使用済みAudi e-tronバッテリーシステムが搭載され、トータルで約700kWの充電容量を提供しており、各コンテナは150kWの出力ターミナルを3つ備え、蓄電容量は約1.0MWhとなる。この目的のために、アウディはスイスのエネルギー会社ABBと協力しており、このソリューションは特に需要のピーク時に、地域電力網の負荷を最小限に抑えることが可能となっている。ダボスで使用した3台の移動式コンテナの電力は、100％現地の水力発電所から供給される。
