日産は、2019年度の気候変動に対する取り組みとその情報開示により、環境分野で世界的に権威のある国際的な非営利団体CDPより、気候変動の取り組みにおいて最高評価である「Aリスト」企業に認定されたと発表した。
⽇産は、グローバルな⾃動⾞メーカーとして⾃らの企業活動が直接・間接的に環境に及ぼす影響を把握し、ビジネスパートナーや社会と連携しながら、製品やサービスがライフサイクル全体で与える負の影響を最⼩化していくことに取り組んでおり、19年度は、電動化をリードするEVクロスオーバーコンセプトカー「ニッサン アリア コンセプト」や次世代クルマづくりコンセプト「ニッサン インテリジェント ファクトリー」を近い将来実現するものとして発表するなど、今後さらにCO2排出削減の取り組みを加速させていくとし、さらに、気候変動の将来シナリオ策定によるレジリエンスの強化や、投資家などのステークホルダーに情報をより分かりやすく伝えるための、TCFDの枠組に沿った情報の開示に努めていくと述べている。
<日産の2019年度の気候変動に対する取り組み>
- 社内に設置したグローバル環境委員会における、気候変動課題に対する包括的なマネージメント
- 「ニッサン インテリジェント モビリティ」のもと推進している電気自動車(EV)「リーフ」や、電動パワートレイン「e-POWER」による電動化の取り組み
- EVのバッテリーを活用したV2X(Vehicle to Everything)によるエネルギーマネジメント
- クルマの原材料調達から輸送、走行時までバリューチェーン全体でのCO2削減活動などの取り組み
CDP気候変動日本報告会において常務執行役員の辰巳 剛氏は、「自動車業界は、CASEと言われる大きな変革の時代を迎えますが、日産は、サプライヤーさま、パートナー企業さま,他業界の皆さま、政府、自治体の皆さまと今まで以上の協力関係を築き、サステナブルなモビリティ社会の実現に向け邁進してまいります。」とコメントした。