2019年11月に、2016年のデビューから3年目でマイナーチェンジを行ったインプレッサのハッチバック「インプレッサスポーツ 2.0i S EyeSight AWD」に試乗してきました!
私は2016年のデビュー当時と、2017年の年次改良でB型になったインプレッサのレポートは何度もお届けしていましたが、それ以来久しぶりの対面です。
■エクステリアはフロントマスクがスッキリと
今回のマイナーチェンジでは、エクステリアにも変更がありました。
グリルを縁取るメッキラインがなくなってスッキリとしたプレーンな印象に変わり、さらにバンパー下部のデザインも開口部が広くなって、よりワイド感が強調されました。
LEDアクセサリーライナーのツブツブ感もなくなり、全体的にシンプルにスッキリした顔つきになった印象です。
18インチアルミホイールのデザインも新意匠に変わっていますが、個人的には前期型のほうがアウディっぽいデザインで好みでした。
リアビューは特に変わったところも無いですが、全体的にスッキリと化粧直しをした新型インプレッサは、まさにスバルらしい質実剛健さを正常進化させたマイナーチェンジですね。
■インテリアは装備充実
今回のマイナーチェンジでは内装のデザイン自体には変更ありません。
2016年にデビューしたインプレッサからは、内装の質感は大幅に向上したので、以前のような「スバルは内装がなぁ…」的なネガティブな印象は払拭されています。
むしろ、ライバルに対しても質感面でも良いと思える部分も多々あります。
ダッシュボードもステッチ付きのソフトパッドになっているし、ニーパッドもステッチ付きソフトパッドなのは、輸入車以上とも思えます。
さらに、ダッシュボード上部にあるマルチファンクションディスプレイも、ヘッドアップディスプレイ代わりには表示される情報も多く切り替えもできて高機能。
メーター周りは4.2インチのマルチインフォメーションディスプレイとオーソドックスですが、ナビ画面・マルチファンクションディスプレイ・マルチインフォメーションディスプレイと、3つの画面があるインフォテイメントシステムに関しては、ライバルよりも表示できる情報が豊富で好印象です。
ただ、メインのナビ画面の解像度は最近のライバルメーカーのものに比べると粗く感じます。
また、車載通信端末は非搭載なので、昨今では軽自動車にすら装備されるようになってきたSOSコールなども無く、コネクテッド系は弱いです。
一方、装備面で感心したのが、パワーシートが運転席だけじゃなくて助手席もパワーシート完備な点。
ゴルフはハイラインでも手動、MAZDA3は運転席だけ、RAV4でも運転席だけ、というのを知っているので、インプレッサのこの価格で運転席・助手席パワーシートは驚きました。
さらに今回のD型へのマイナーチェンジで、運転席はシートのポジションメモリーにも対応!
細かい部分では、ルームランプやナンバー灯、ウインカーなどが豆球だったり、スイッチやパネルの樹脂の質感がいまいちだったりと、惜しい部分もあります。
こういう部分のデザインや質感が向上すれば、輸入車などからの乗り換えを検討するユーザーも増えると思うのですが。
内外装のインプレッションは以下の動画でも確認できます!