クルマの限界を知り安全運転を習得する「大人の自動車教習所2.0」 21歳~33歳を対象に無料でプログラムを提供

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“究極の安全運転”をテーマとした「大人の自動車教習所2.0」のプレス向け体験会が、11月29日に富士スピードウェイ第7駐車場で開催された。

このイベントは、新しいカーライフを提案する「HC GALLERY」が主催し、来年1月から一般向けに開催される予定。レーシングドライバーで同イベントの講師を務める澤圭太さんがプログラムの監修を行い、インストラクターとしてレーシングドライバーの山田遼さんも参加し、公道では試すことができないフル加速、フルブレーキ、急ハンドル、ウェット路面の走行体験など、クローズドコースだからこそ可能なプログラムが用意された。

大人の自動車教習所2.0は全6回、96名の参加者を予定しており、参加資格は21歳~33歳(申込時点)で各回とも応募人数は16名(応募多数の場合抽選)となる。開催日は2020年1月26日(参加者抽選予定日:1月8日)、2月29日(参加者抽選予定日:2月10日)で、3月以降は後日開催日を決定する。応募はHC GALLERY のTwitter、FacebookのSNSアカウントにダイレクトメッセージを送る形となり、参加費は2020年の全6回は無料で行われる。

■駆動やミッション異なる車両を乗り比べてプログラムを体験

体験用の車両は、VW・ゴルフ GTI(FF/AT)、アバルト・124 スパイダー(FR/AT)、スバル・BRZ(FR/AT)、ポルシェ・911カレラ(RR/AT)、スズキ・スイフトスポーツ(FF/MT)と、駆動やミッションが異なる車両を用意。参加者はプログラムは午前と午後の二部制となっており、いずれもインストラクターのデモ走行後に全モデルに試乗が可能となっていた。

午前は敷地内に二つ用意されたオーバルコースを旋回し、高速でのコーナー進入やストレートでABSが作動するまで踏み込むフルブレーキを繰り返し体験。限界域に近い走りの中でクルマのポテンシャルを確認するだけでなく、駆動方式の違いでカーブなどでの挙動の差を感じることができた。

澤さんは「クルマの限界を知ることが安全マージンの確保につながり、普段の運転に活かすことができる。これを知れば、いざという時にクルマがどんな挙動になり、どう操作すべきかが判る」とプログラムの意図を説明する。

午後は二つあったオーバルコースを一つに統合し、高速コーナーや急減速が必要とされるハート型に変更。さらに、散水車を用いてウェット路面とすることで、滑りやすい状況下で急ハンドルやブレーキでのクルマの挙動を体感できた。

HC GALLERYの佐野順平代表は「一般的にクローズドコースでプログラムを体験する場合、費用が数万円掛かり若い人にとって参加するハードルが高いが、本気でクルマを好きになってもらう機会を作りたい思い、まずは1年間無料でプログラムを提供することになりました」と無料でイベントを実施する背景を説明した。さらに「一般的な自動車教習所が1.0だとすれば、我々の2.0はクルマを好きになる方法、クルマの運転の楽しみ方を覚える場所、さらに安全性に磨きをかけていく場になれば」と期待を示した。

イベント概要は次のURLを参照。https://hcgallery.jp/event1/

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