レクサス、初のEV市販モデル「UX300e」を広州モーターショーで世界初公開

 

 

【EVならではの高い走行性能と静粛性を追求】

「UX300e」は、「UX」が持つ素性の良い走りをEV化によりさらに高いレベルに引き上げており、EVにおいてもドライバーの意図に忠実な滑らかな加速フィーリングや、ドライブモードセレクトによって、ペダル操作に対して瞬時にトルクが立ち上がるEVならではの力強い加速フィーリングも実現している。また、パドルシフトにより減速度を4段階から選択することで、ガソリン車のエンジンブレーキと同じように減速操作ができるなど、EVの特性を最大限活かしながら自然な操作性を実現している。さらに、モーターやバッテリーを車体下部に配置することで実現した重心高の低さ、前後重量配分や慣性モーメントの最適化などにより、優れた車両の運動性能を実現した。

 

GA-Cプラットフォームの高い基本性能をさらに磨き上げるべく、ブレースの追加やショックアブソーバーの減衰力最適化など、EV化による運動特性の変化に合わせ細部に至るまでチューニングを施したほか、床下バッテリーに遮音壁としての機能を持たせ静粛性を向上した。また、アクティブサウンドコントロール（ASC）を採用することで、車両の走行状況を感じられる快適なドライビング環境を実現している。

 

【バッテリーの高い信頼性とスマートフォンと連携した高い利便性を確保】

大容量バッテリーを採用したほか、ハイブリッド車で培ったモーター、インバーター、ギヤ、バッテリーといった主要装備の効率を最大化し、システム全体としての性能向上を図ることで、航続距離400kmを確保した。また、低温／高温下でも正常に動作するようバッテリーに温度調整機能を備えているほか、過充電防止システムや、多重監視のセーフネットにより、高い信頼性を実現している。

 

さらに、最新のコネクティッド技術を採用しており、専用アプリによるスマートフォンとの連携で、バッテリー残量や走行可能距離表示、充電の有無の確認が可能となっているほか、充電完了までの時間を把握したり、出発時刻に合わせて充電が完了するようタイマーを設定することもできる。ほかにも、エアコンやシートヒーター、デフロスターなどを車外から稼働させることができるなど、高い利便性を実現した。

 

【「UX」の個性的なデザインを継承、高い機能性を実現】

「UX」から継承された個性的なデザインを採用したエクステリアに加え、空力性能を確保するために専用ホイールや床下空力カバーを新開発した。また、インテリアでは、シフトバイワイヤを採用したセンターコンソールなど、すっきりとしたEVらしい操作系を実現した。

 

安全面では、世界トップレベルの先進安全技術をより早く開発し、より多くのクルマに普及させていくことが重要との考えのもと、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を採用した。交通事故や事故死傷者の更なる低減と、ドライバーの負担軽減を目指したほか、運転支援時にドライバーにとって自然で、安心感のある車両挙動を追求している。