日野自動車は、2019年11月19日から新東名高速道路において経済産業省および国土交通省が実施する、夜間における後続車有人システムの隊列走行公道実証に参加すると発表した。
夜間における後続車有人システムの隊列走行公道実証は、経済産業省と国土交通省が「未来投資戦略2018」に基づき、高速道路でのトラック隊列走行の実現を目指して2018年1月より行っている公道実証の一環となり、今回は、大型車の交通量が増大かつ周辺車両から視認性が低下する夜間に実施することで、隊列走行の周辺を走行する一般車両への影響有無といった受容性について調査する。
日野は、ドライバー不足をはじめとする物流業界の抱える課題解決に貢献すべく、技術開発をはじめさまざまな取り組みを実施している。隊列走行も有効な手段の一つであると考えており、社会インフラの整備状況や社会受容性なども鑑みながら、実現可能なものから段階的に実用化すべく技術開発を進めている。隊列走行の商業化には、技術開発のみならず、運用ルールを含めた社会インフラ整備、社会受容性の醸成、事業者の理解・参画も重要となり、日野は、関係機関と連携し隊列走行の商業化の実現を目指していくとしている。