豊田自動織機は、11月15日(金)~18日(月)に愛知県で開催された第57回技能五輪全国大会の7職種に出場し、「電気溶接」職種で、神谷 将真(かみや しょうま)選手が金メダルを獲得したと発表した。
今回の全国大会では、全42職種に各都道府県から選抜された約1,300名の技能者が参加した。豊田自動織機からは7職種に17選手が出場し、「電気溶接」職種で金メダル、「メカトロニクス」、「構造物鉄工」職種で銀メダルなどを受賞した。
「電気溶接」職種とは、電気的な放電現象を利用し金属を接合する技能で、自動車、発電設備、橋梁、ビル、建築物、家電製品など、あらゆる工業製品の製作を支えるモノづくりの基幹技能。選手は4時間25分の競技時間内に4つの課題を製作し、寸法精度、外観、X線透過試験結果、強度、図面で指示された施工が正しく行われたかどうか、そして作業時間を競う。
豊田自動織機は「モノづくりの基本は人づくり」の考えのもと、次代を担う人材の育成に取り組んでおり、高度な技能を習得し、継続的に技能の伝承をはかることをねらいとして、2000年から技能五輪に挑戦している。