トヨタ・カローラ/カローラツーリングが日本自動車殿堂カーオブザイヤー受賞

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日本自動車殿堂(藤本隆宏会長)は11月5日、2019年度日本自動車殿堂表彰式を実施した。2019年~2020年のイヤー賞をはじめ、日本の自動車社会構築への功労者を称える殿堂者、技術やデザイン等に秀でて後世に残すべき名車を選定する歴史遺産車にそれぞれ賞が贈られた。

国産乗用車部門のカーオブザイヤーにはトヨタ・カローラ/カローラツーリングが選ばれた。開発責任者のトヨタ自動車MS製品企画ZEチーフエンジニア上田泰史氏は、「カローラは1966年に初代カローラが誕生した。その開発理念はより良いものを買いやすくという、良品廉価の心を胸にそして時代を少し先取りし、時代の変化への対応をいとわない事。この新型カローラの開発でもその想いを強くして、さらに日本のカローラにこだわって開発した。今後は、この賞を糧にさらに良いクルマづくりに精進していきたい」と受賞の喜びを語った。

トヨタ自動車MS製品企画ZEチーフエンジニア上田泰史氏

この他のイヤー賞は、インポートカーオブザイヤーにメルセデス・ベンツAクラスセダン。カーデザインオブザイヤーにBMW・Z4。カーテクノロジーオブザイヤーに日産・スカイライン・プロパイロット2・0が選出された。

また殿堂者には、インダストリアル(工業)デザイン思想の重要性を提唱し、その先駆者として多くの功績を残したカーデザイナー小杉二郎氏をはじめ、エンジンの滑り軸受の振動及び安定性と、油膜圧力との関係を理論解析と実験により明らかにし、滑り軸受の国際標準化や燃焼機構の解明と制御等、学術の発展に貢献した東京大学名誉教授の染谷常雄氏、大型二輪車の開発で優れた加速性能及び最高速度を実現し、カワサキブランドを確立した大槻幸雄氏の3名が新たに加わった。

歴史遺産車は、三菱・A型(三菱・甲型、1918年)、いすゞ・エルフTL151型(1959年)、ヤマハ・スポーツSR400(1978年)、マツダ・ユーノス ロードスター(1989年)の4モデルが選出された。

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