マツダは、「第46回東京モーターショー」(主催:一般社団法人 日本自動車工業会)において、マツダ初の量産EV「MX-30(エムエックス サーティー)」を世界初公開した。「MX-30」は、新たにマツダのカーラインアップに加わる新世代商品の第3弾で、カスタマーがクルマとのつながりを深め、クルマとともに自然体で自分らしい時間を過ごしてもらうことを目指し、新たなクルマの使い方、創造的な時間と空間を提案したと述べている。
デザインでは、マツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-SOUL of MOTION」のもと、「Car as Art」として、さらに芸術性を高めるとともに、表現に拡がりを持たせることに挑戦しており、人の手が生み出す美しい造形とこだわりのつくり込みを基礎としながら、将来に向けた価値観の変化や、新しいライフスタイルに寄り添うことを目指し、「Human Modern(ヒューマン モダン)」をコンセプトに、そのデザインをつくり上げたとしている。
また、センターコンソール周りでは、抜け感を持たせた形状とすることで、開放感のある空間を構成し、コルクや再生材からできた生地などの環境に配慮した素材そのものが持つ自然な魅力を引き出して使用している。加えて、カスタマーが自由な発想で、クルマの多彩な楽しみ方を創造してもらえるように、センターピラーレスのセンターオープン式ドア構造のフリースタイルドアを採用している。
さらに、人間中心の開発思想に基づき、EVでも変わることのない「人馬一体による走る歓び」を追求し、新たに電動化技術「e-SKYACTIV(イー・スカイアクティブ)」を採用して、意のままの操作感と滑らかな車両挙動を高次元に融合させ、耐え階層高性能を実現した。
代表取締役社長兼CEOの丸本 明(まるもと あきら)氏は、「マツダは、いつの時代もクルマを通じて、人生に輝きを感じていただきたいと考えています。お客さまに愛着を持って、いつまでも保有したいと思っていただける独創的な商品・技術の創造に挑戦し続けてまいります」と語った。