メルセデス・ベンツ、「Eクラス(クーペ/カブリオレ)」の一部改良を実施

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メルセデス・ベンツ日本は、 メルセデス・ベンツ「Eクラス(クーペ/カブリオレ)」に、効率化と高性能化のための新技術「BSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)」と「48V電気システム」を採用した、 「E 200」、「E 200 スポーツ」、および、高い最高出力と最大トルクを誇る新エンジンを搭載した「E 300 スポーツ」を導入し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて10月7日より発売した。

 

今回発売された「E 200」、および「E 200 スポーツ」は、新開発の1.5リッター直列4気筒ターボエンジン「M264」とBSG、48Vボルト電気システムなどの新技術を採用することにより、効率性、快適性、高性能化を同時に実現したパワートレインを搭載している。M264エンジンは、単体で最高出力184PS(135kW)、最大トルク280Nmを発生し、 ターボチャージャーにはツインスクロールシステムを採用したほか、可変バルブタイミングを実現する「CAMTRONIC(カムトロニック)」も搭載されており、状況に応じた最適な吸気を実現している。

 

 

また、エンジン内部の摩擦低減対策として、メルセデス・ベンツが特許を取得した、 「CONICSHAPEコニックシェイプ®加工」を採用している。これは熱膨張を考慮し、シリンダーウォールが底部に向けてやや広がる形に加工することで、ピストンが熱膨張した際の摩擦を低減する画期的な新技術である。さらに、ベルトを介してクランクシャフトと接続される、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター、BSGと48V電気システムは、回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWhの リチウムイオン電池に蓄電し、振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなどの必要に応じて、最大トルク160N・mの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げる。またウォーターポンプが電動化され、冷却能力を必要に応じて最適に調整することができるようになったことで、さらに効率化されている。

 

「E 300 スポーツ」には、「E 200」と同じM264の中でも、排気量が2.0リッターとなる直列4気筒エンジンを搭載。ツインスクロールターボチャージャーと可変バルブリフトシステムCAMTRONICを採用し、低回転から高回転まで伸びやかな加速を可能にする。従来の「E 300 クーペ スポーツ」と比較して、最高出力が13PS(10kW)向上し、258PS (190kW)を発揮する。

 

なお、「Eクラス クーペ/カブリオレ」には、新車購入から3年間、一般保証修理/定期 メンテナンス(点検整備の作業工賃・交換部品)/24時間ツーリングサポート/地図データ更新が無償で提供される走行距離無制限の保証プログラム「メルセデス・ケア」が適用されるほか、メルセデス・ケア期間中には、希望のモデルを3回無料で利用できる週末貸出サービス「シェアカー・プラス」も利用可能となっている。さらに、メルセデス・ケア終了後、有償の保証延長プログラムとして、一般保証および24時間ツーリングサポートを2年間延長する「保証プラス」と、4、5年目のメンテナンス サービスにおいて、初回車検時および4年目の点検や定期交換部品、消耗品の交換をパッケージで提供する「メンテナンス プラス」が用意されている。

 

価格(消費税込):「Eクラス クーペ」/733万円~1,263万円、「Eクラス カブリオレ」/770万円~1,320万円

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